計算のためのネタ
システムが継続して稼働できる度合いや能力のことを可用性といいます。
パーセントであらわされることが多く、99.9パーセントや99.99パーセントと書かれるわけですが、実際、どれくらい止まるのでしょう。
いちいち計算するのが面倒なので、よくある数字で想定換算しておきます。
可用性を秒で計算することが多いのですが。同じ数がたくさん出てきますよね。。
1日は、86,400秒です。
どこに揃えるかなのです。
今回は時間で揃えたいのです。
秒までの計算は不要だと思います。
ちなみに、うるう秒などのイレギュラーは考慮外でよいかと思っています。
停止予想時間を計算
稼働率をいくつか想定し、年間の停止予想時間を計算してから、月間停止予想時間を割り出します。
基準稼働率は以下で。
- 99
- 99.5
- 99.9
- 99.95
- 99.99
- 99.999
稼働率はパーセントで、停止時間は時間です。
基準秒数に非稼働率を掛けて、3,600で割り(時間揃え)ます。
面倒なので、日数に非稼働率と24を掛けます。
単純計算(365日)
1年は365日です。うるう年は366日ですが、4分の1以下なのでイレギュラーです。
基準秒数は、31,536,000です。
稼働率 | 年間停止時間 | 月間停止時間 |
---|---|---|
99.0 | 87.6 | 7.6 |
99.5 | 43.8 | 3.65 |
99.9 | 8.76 | 0.73 |
99.95 | 4.38 | 0.365 |
99.99 | 0.876 | 0.073 |
99.999 | 0.0876 | 0.0073 |
カレンダーどおり(営業日)
土日と祝日と年末年始を単純に引きたいのですが。。
土日と祝日の関係があり、毎年稼働日数が異なります。だいたい240~248あたりにはまるので、ここでは稼働日数を245として考えます。お休みは120日あるのですよ。
分母は、21,168,000です。
稼働率 | 年間停止時間 | 月間停止時間 |
---|---|---|
99.0 | 58.8 | 4.9 |
99.5 | 29.4 | 2.45 |
99.9 | 5.88 | 0.49 |
99.95 | 2.94 | 0.245 |
99.99 | 0.588 | 0.049 |
99.999 | 0.0588 | 0.0049 |
他のパターン
日曜祝日だけお休みとか、土日だけとか、いくつかのパターンは、お世話になっているサイトで計算できます。
営業日数の計算で、計算式を調整でお願いします。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1251167854
可用性計算ツール
丸め処理しているので、小数第3位あたりまでがよろしいかと。
簡易計算だと思ってください。
中身はJavaScriptです。コードにべた書きしています。