Googleが提供するクラウドストレージサービスのGoogle Driveを利用しています。
ほぼ毎日使っているのです。
利用スタイルとしては、Chromeを中心にしたブラウザでの利用と、Windows PCにGoogle Driveアプリを導入しての利用が半々くらいです。
アプリを導入しているので、エクスプローラーを操作するかたちで、ローカル環境ともシームレスに繋がっています。
やりたいこと
Google Drive内でのショートカットを作りたいです。
最近、どんどんファイルやフォルダーが増えてきています。
ものが増えると、どうしても一つの経路だけでは表現しきれないことがでてくるのです。
新しい端末を購入したときの記録は、デバイスのフォルダー配下に置いてあっても、カード請求のフォルダーからも参照したいものです。
Windowsであればショートカットを貼りますが、Google Driveは概念が異なるためそうもいきません。
結論
コピー的なものを作ります。
詳細は後で。
Chromeで操作します。
具体的には、対象をマウスポインターでドラッグしながら、キーボードの「Ctrl」を押します。
どちらを先に押しても結果は同じですが、ドラッグから離すときに「Ctrl」が押されている必要があります。
例では、「Lab」フォルダー配下に「Folder-A」と「Folder-B」があり、「Folder-A」配下に「Folder-C」があります。
操作するのは「Folder-A」にある「test-01.txt」です。
操作します。
マウスポインターにプラスマークが表示されていることを確認できれば、コピー的な行為は成功します。
同じフォルダー内にはコピー的なものを作れないので、上下どちらかの階層に作れるような位置でドラッグを離します。
離す位置は、一覧にある別フォルダーの上か、画面上部のパンくずリストの上です。
共有設定によっては、「移動しますか?」のようなメッセージが表示されます。
ときどき日本人を混乱させる表現が現れるのがGoogle系サービスの特徴ですねw
プラスマークが確認できていれば、ファイルやフォルダーそのものが移動することはありませんので、共有範囲が違うところに何かしようとしているのだな、という認識で対処しましょう。
ちなみに、Windows PCのGoogleドライブアプリで連携されているフォルダーをエクスプローラーで見ると、A、Bどちらのフォルダーから見ても「test-01.txt」が置かれているように見えます。
ショートカットマークが付いていないので別々のものに見えるのですが、両方同じものです。
ドライブ内の概念
さて、「コピー的な行為」という表現を使っているのは、コピー(複製)ではないからです。
Googleドライブ内では、フォルダー階層自体が仮想的なものとして捉えられています。
特定のファイルやフォルダーは個別のIDでフラットに管理されていて、そこへのラベル付のひとつとしてフォルダー階層のようなものがあるのです。
Chromeで操作します。
コピーの考え方
ファイルをコピーすることはできます。
フォルダーをコピーすることはできません。
複製を作る行為が「コピー」にあたります。
Googleドライブ内では、ファイルを右クリックすると「コピーを作成」という項目があります。
階層の考え方
Windowsのフォルダー階層とは、なんとなく感覚が異なります。
Windowsが完全な木構造なのに対して、Google Drive内では1ファイルに複数パスが認められるのです。
つまり、「連理の木」状態が認められるのです。
上記の例で考えると、Windowsの場合、Folder-B内でtest-01.txtを参照したい場合は、実体をFolder-Aに置いたまま、test-01.txtへのショートカットをFolder-Bに作成します。
Google Driveの場合は、test-01.txtへのルートを2つ設定するのです。つまり、[Lab → Folder-A]のルートと、[Lab → Folder-B]のルートです。
どちらのフォルダーから見ても、text-01.txtは同じものです。Folder-Aで見えているtest-01.txtを変更すると、Folder-Bで見えているtext-01.txtも同じように変更されています。
どちらから見ても同じものだからです。
ショートカットの考え方
Windowsとは異なり、別のパスをオブジェクトに割り当てる行為です。
Googleドライブのアプリを活用している状態で、Windowsのエクスプローラーでショートカットを作成しても、Googleドライブでは利用できません。
これに対して、Google Drive(Chrome)で作成した同一ファイルへのパスは、Windowsのエクスプローラーにも反映され、挙動もブラウザ版と同じようになります。
ショートカットというよりも、そのファイルへの参照ルートを複数設定できるという考え方なのです。
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