隣同士でグループメッセージ送ってるのに、到着時間に差がある。
なぜか。
直接やりとりしているわけではなく、間にたくさんの要素が入っています。
差があって当たり前です。
理由は、正直、分かりません。
考慮しなければならない要素が多すぎるのです。
どこかに必ず理由はありますが、見極めるために時間がかかりすぎます。
ひとつとは限りませんし、ステークホルダーもバラバラです。
あと、無料サービスを使っているので、保証されていないことも認識しておいてください。
他人の作った仕組みを利用しているという認識は常に持っていたほうがよいです。
しかも複数の仕組みを組み合わせて使っています。
会社が儲からない理由を聞いているのと同じような感覚です。
LINEでメッセージが届くまで
お隣同士でメッセージを送り合っていても、端末同士で直接やりとりしているわけではありません。
トランシーバーやコードレスホンや内線電話とは違うのです。
インターネット上にあるLINEのサーバーを介するやりとりが必ずあるのです。
スマホで、家の中で、LINEを使っていることを考えてみましょう。
メッセージは、スマホからWi-Fiの機械へ飛び、そこからISP(インターネット接続会社)のサーバーへ送られます。
ISPから先はインターネットの世界ですので、どこかを通ってLINEのサーバーにたどり着きます。(※1)
LINEのサーバーでは、メッセージの行き先を調べて、相手に送信します。(※2)
受信者に送られてきたメッセージはLINEのサーバーにありますので、確認までは、送信と逆のステップがあります。
モバイルネットワークのときも同じようなものです。ISPをキャリアが肩代わりしています。
遅延の理由は見えてきそうですか?
デフォルメして書いていても、関係者が多そうに見えると思います。
電波状況とインターネットが絡む
もう少し細かく見ていきます。
考えなくてはいけないことは、おおむね以下のようなことだと思います。
- Wi-Fi(or モバイルネットワーク)の電波状況
- ISPサーバーの応答状況(※1)
- サーバー到達までの経路状況(※1)
- LINEサーバーの処理応答状況(※2)
- LINEアプリの稼働状況(※2)
表面的には、それぞれの利用人数が大きく影響するでしょう。
電波状況もサービスも、接続状態や応答時間に跳ね返ってきます。
- ※1 インターネットの世界
世界中に張り巡らされたネットワークをみんなで使いましょうという仕組みです。
その際には、それぞれの機械が最善の努力をすることになっています。(ベストエフォート方式)
また、データは細切れにして授受することになっています。(パケット化)
ネットワークの混雑を避けるために、ひとつの大きなデータでも、複数ルートで送れるというわけです。
このため、場合によっては、隣のサーバーへの接続にもかかわらず、データの一部が世界一周してくることもあるのです。
どこかで目詰まりが発生すれば到達は遅れますし、最悪の場合、データが迷子になってしまうこともあります。
とうとう到達できずに、消えてしまうこともあるのです。
そういう世界です。
- ※2 LINEのメッセージの在処
LINEの仕様を完全に理解しているわけではないので詳細は不明ですが。
メッセージはサーバーにあって、自分用のスペースが確保されているものと考えられます。
そこへ自分からアクセスしていき、メッセージを端末にもらってきます。
オフラインだとメッセージを見られないのはこのためでしょう。
自分からメッセージをもらうためのリクエストを出すアクションが必要なのです。
スマホなどの端末に入っているアプリが、これらを自動化して、見せ方も工夫してくれています。
LINE WORKS なら担当に確認を!
ビジネス向けのLINE WORKSの場合は、メッセージ遅延などは困ると思います。
基本的なサポートも付いているはずですので、しかるべきところ(担当者やサポート窓口など)に連絡して相談してください。
提供元によって違うと思いますので。
ログなどである程度までは見てもらえるのではないでしょうか。
インフラになりつつあるが
過信は禁物です。
これはEメールでも言えることです。
絶対に伝えたいことは、口頭で直接とか、到着確認をしましょう。
到着遅延は普通だと考えておいたほうがよろしいかと。
関係している要素が多すぎて、何が悪いのか見えにくいですし、特定が非常に困難です。
もちろん紐解けば分かるでしょうが、コストがかかりすぎます。
あくまでも無料サービスを使っているということを忘れずに。
もちろん最善を尽くしてくれると思いますが、究極的には、お金が得られないことはやらないです。
資本主義の基本と言えます。(どこで稼いでるか分かりにくいのも確かですが。。)
そして、LINEは連絡手段のひとつです。その他もあることをお忘れなく。
マイクロソフト社でもグーグル社でも、メッセージサービスはありますよ。
ご意見やご感想などお聞かせください! コメント機能です。