予備回線を持ちたいと思っています。
安く済ませたいです。
どこと契約したら意味がありますか?
特にどこということはありませんが、キャリアは分けましょう。
主回線とは異なる系統のキャリアと契約してください。
スマホの予備回線
最近は落ち着いていますが。
無線であれ優先であれ、通信障害は完全にゼロにすることは困難でしょう。
100パーセントなどありませんので。
それでも電話が通じないとかネットが使えないとかいったことが長時間続くとかなり困ってしまいます。
そこで、予備回線を用意しておけば安心感もあるというお話です。
日本国内の話に限ったことです。
リスク分散の考え方
ふだん使っている回線が止まってしまう可能性は考えておきましょう。
キャリア契約の中にSLA(Service Level Agreement: サービス水準合意)に関する項目があるはずです。特に可用性に関する項目を確認してください。
たとえば、ソフトバンクモバイルの場合は可用性99.9パーセントが保証されています。(当然のことながら、100パーセント使えるということではないのです。)
この数字が意味するのは、ざっとですが、月間45分程度は通信が止まることを意味しています。
もちろん、これは最低限の保証なので、基本的には止まることなく安定稼働していると思います。
ときどき通信が重くなることなど、局所的な問題発生はありうるとしても、長時間の問題継続はないと思います。
よくできていますよね。
考え方として単純化します。
同じ可用性の時間が確保されている機械を2つ用意した場合、経路は並列化されますので、両方とも止まってしまう可能性は著しく小さくなる(可用性 99.99パーセント: 月間5分弱の停止)ということです。
あくまでも理論値ではありますが。
どれくらいまでリスク分散させるのか、考えておきましょう。とはいっても限界がありますがw
3大キャリアで分散
リスク分散の具体化として、複数キャリアの回線を準備することがあります。
一応の確認としては、最終的なバックエンドの回線はNTTですので、あしからず。この部分が止まることはほぼないので考慮外でよいですが。
対象キャリアは以下です。
- docomo
- au
- SoftBank
この中から、主回線とは異なるキャリアを選んでください。
主回線と同じ回線を持っていても、通信障害の際には同じように使えませんので。
ただ、3大キャリアの利用料は、それなりに大きいと思います。
ということで格安SIMが候補になると思います。
そうなってくると、どのキャリアの系統かということが考慮点です。
対象ブランドのSIMがどこの回線を使っているかは、ホームページの説明書きなどで分かります。
4大キャリア?
現状、国内での通信キャリアは楽天モバイルを含めた4社なのですが。。
まだまだパートナー回線を利用しているエリアが多く、一人前とは言い切れないところがあります。
ちなみに、パートナーとはauのことです。
5Gエリアを拡大させているようですので、今後の展開には期待できるもの。
直近ではMVNO扱いとさせてもらいます。
MVNOは派閥があります
格安SIMはMVNOです。
MVNOとはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略で、要するに、3大キャリアのどこかからインフラを借りているということです。
今回考える予備回線という意味においては、同じキャリアでは意味がありません。
たとえば上記のように、auを主回線として使っている場合には、au回線を借りている楽天モバイルを予備とはできないということです。
3大キャリアのサブブランドも同じ考え方です。
- ahamo、OCNモバイルONE: docomo
- ワイモバイル、Linemo: SoftBank
- povo 2.0、UQモバイル: au
予備回線を保険と考えるなら
安そうなところの候補を考えてみます。
サブブランドは候補として魅力的だと思います。
ちなみに、povoは利用実績がないと消されるので、うまく運用してください。
そしてせっかくだから新しいところと考えるのでしたら、MVNOを考えてみてもよいと思います。
当ブログでたびたび登場するオススメはexcite mobileです。
SIM選択の際にキャリアを選べます。
従量課金の最低ラインに収めれば、月額500円弱です。
安さで話題になったHIS mobileもよさそうだと見ています。
音声通話ありのSIMはドコモです。
従量課金の最低ラインに収めれば、月額290円です。
べつに回し者ではないので、ひとつの選択肢として記録しておきます。
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