PHSの新規契約と機種変更は、2018年3月31日で終了です。
携帯電話サービスに乗り換えるのか、一緒に最後まで走り続けるのか、決断の時が迫っております。
ここでは、一緒に走り切る場合のゴール地点を予想します。
つまり、PHSの電波が止まるときはいつなのかということです。
停波時期に関する情報
現時点では、正式な発表がありません。
ショップでも確認しましたが、様子を見て決めることになるようです。
そういうことですので、ある程度の根拠をもとに推測してみることになりました。
停波時期の予想
根拠になるものはいろいろありますが、今回は類似の前例でいこうと思います。
考え方は次のとおりで、PHSの停波は2021年3月31日と予想します。
movaの事例を参考に
かつてドコモが提供していた携帯電話のサービスに『mova』(ムーバ)がありました。
すでに終了したサービスです。
3GのFOMAに役を譲ったわけで、対象機器が使えなくなるなどの事象は、今回のPHS停波と合致する部分が多いと思います。
具体的には、以下のスケジュールでした。
- 2008年11月30日: 新規受付終了
- 2012年3月31日: 停波
受付を終了してから停波までの期間は3年4か月です。
この数字を参考にします。
PHSのサービス終了時期予想
サービス終了までのスケジュールのうち、分かっているのは以下です。
- 2018年3月31日: 新規受付停止
ここから3年4か月後は2021年7月31日ですが、あまりにも中途半端すぎます。
ワイモバイルの親会社、ソフトバンクの決算期は3月31日です。文化的にも年度の切れ目です。3月末がもっとも区切りがよいでしょう。
前例を「新規受付終了から3年以上」と解釈すると、2021年3月31日に停波というのがもっとも自然な考え方だと思います。
東京オリンピックの時点でPHSは普通に使えるものの、その後1年経たないタイミングで使えなくなると考えられるのです。
それまではPHSを使い続けて、最終的にはMNPで他のサービスに乗り換えることになります。
プライベートな継続は可能か?
限定エリアでのサービス継続は可能ではないかと考えられます。
公衆エリアでの継続はなくなりますが、特定施設内のみなどの限定利用であれば、技術的には可能なはずです。
PHSはもともと、コードレス電話機の子機を延長する考え方で生まれてきたものです。
たとえば、工場敷地内で子機を持ち歩くような用途では、PHSの技術を使えるはずです。
ただし、対象の電波帯がどのような管理になるかが問題です。
当然PHS以外のサービスに解放されていくことになるものの、利用するサービス提供者がどのように活用するのかは未知数です。
いずれにしても、技術自体は残っていくでしょう。
乗り換えを考えるならば
現時点で、いくつかのお得なサービスが発表されています。
かしこく使いたいものです。
いくつかシミュレーションしてみました。
どうしてもシステムが変わってしまいますので、代替サービスへの移行は勇気が必要です。
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