『SFTP』と『FTPS』は違うのよ。
どっちもファイル転送用のプロトコル(ルール)で、暗号化が絡むんだけど。
方式が全然違う。別物。
SFTPとFTPS
どっちの方が多く聞くかなぁ。。このブログはSFTPでファイル転送してるからな。
てか、FTPSってあんま意識したことなかったw
さらっと、簡単に説明したい!
SFTPとFTPSの違いをひとことで
どっちも情報を安全に伝送するために使う決めごとだけど、方式が違う。
がんばってカタカナなしで書いてみた!
けどちょっと分かりにくい気がするから、カタカナありでも書いてみる。
どっちもファイルをセキュアに伝送するために使うプロトコルなんだけど、ポートが違う。
これでどうだっ!
ひとことでいい感じになってるでしょ?
それでも分かったような分からないようなw
システム系のお話だから、ある程度のカタカナは許容しておくれ。
それぞれの方式がちょっとだけ分かれば、違いは明白だと思うんだよ。
てことで、次項へ。
プロトコルの違い
事細かに書くつもりはない!
SFTPとFTPSの違いが分かる程度のことをまとめます。
詳しく知りたい方は、それぞれの専門書なりサイトなりを見てくださいませ。
ざっくり説明でやってるので!w
SFTP
SFTPは「SSH File Transfer Protocol」の略。
いやいやいや。SSHも略語でしょw
って思うんだけど、FTPSとの違いを知るためにはそこまでの知識はいらない。
けど気になるかもだから書いとくと、SSHは「Secure Shell」の略。
ファイル伝送をSSHで実現するってこと。
要は、伝送方式がSSHなんですよ。
つまりはTCP。(ここが重要!!)
だから使うポートは22ってことが多い。(もちろん自由に変更できるが)
FTPS
FTPSは「File Transfer Protocol over SSL/TLS」の略。
またまた気になる。SSLとTLS。
分かります。分かりますとも。
SSLは「Secure Sockets Layer」の略。TLSは「Transport Layer Security」の略。
ここではどっちも変わらん。
FTPをSSL/TLSで暗号化するってこと。
要は伝送方式がFTPなんですよ。
暗号化の種類が2つ(Explicit(明示的)モード/Implicit(暗黙的)モード)あるとかってのは置いといて。
使うポートは20と21だよね。ただし、FTPSのKnown Port は989と990。(Data と Control ね。)
どっちを使いたい?
ぶっちゃけ、決めてくれればどっちでもいい。
だってどっちも暗号化されてるからさ。
情報が秘匿されてれば、通信方式は決めごとの話。
細かいところだと、FTPSならバイナリーモードが使えるってのがあるが。
OSが違ってたらどうこうって話だから、対応はどうとでもなる。(かな?w)
致命的な制約にはならんでしょ。
コマンドラインで使うなら、それぞれのお勉強が必要なわけだが。
アプリで使うだけなら、WinSCPはどっちにも対応しとるし。
設定さえ(決めてもらって)登録してしまえば、特に何かを意識することはなかろう。
証明書?
ケチケチしないで。オレオレがヤバいなら、ワイルドカードでも使えばいいよ。Let’s Encrypt って手もある。
混同しちゃう?
ときどき、SFTPとFTPSを混同してる人がいて。
話が通じなくてビビる。ちょっと危険。
それで通信できませんって言われてもねぇ。。
ちゃんと聞いてよ。
実際あったんだ。
いざテストしたら繋がらないって。
原因がプロトコルの違いって、、、どんな設定したんだろうな。通信の仕様書は渡したのにな。
ご意見やご感想などお聞かせください! コメント機能です。