「AIはもうやめて、これからはSIと呼ぶ」
そんなニュースが流れてきた。

AI終了?
新しい呼び方は「SI」になるのか
言い出したのはアメリカのトランプ大統領。
国連総会の演説で話したというから、ネットの冗談にも見えない。
先に結論を言うと、発言そのものは本当。
ただし、世界中のAIが正式にSIへ正式に改称されたわけではない。
この記事では、2026年9月24日時点で確認できる情報をもとに整理する。
トランプ大統領は国連で何と言ったのか
トランプ大統領は2026年9月22日、ニューヨークの国連本部で開かれた第81回国連総会の一般討論演説に登壇した。
その演説で、Artificial Intelligenceについて、今後は Super Intelligence と呼ぶ方針を示した。
略称は「SI」。
まじかよ。
「artificial」という言葉だと、知能が偽物のように聞こえるという趣旨の説明もしている。
フェイクっぽさか。
アメリカの政府文書ではこの呼び方に変更し、ほかの国にも同じ変更を求めたい考えを示したようだ。
まったくもって余計なお世話な気もするが。
影響力がなぁ。。
この発言は、国連の公式動画と複数の報道で確認できる。
国連が「AIをSIにする」と決めたわけではない
発言の舞台は国連だった。
でも、国連が加盟国の合意として「今日からAIはSIです」と決めたわけではない。
確認できるのは、アメリカ大統領が国連総会で、自国の政府文書の表記を変える方針を示したということ。
国連の決議や国際標準が成立した話ではない。
「国連で発言した」と「国連が決めた」は別物だ。
あくまでもアメリカという国での話ではある。
そもそもフェイクなのでは?
そんなこと自体がフェイクなんじゃないか?って感想も出てきちゃうよね。
2026年9月24日時点で確認できたのは、次の内容になる。
- 国連総会でSIという呼称を使う方針を表明した
- アメリカ政府の文書でSIを使う考えを示した
- ほかの国にも同じ呼称を使ってほしいと話した
- 国連の正式決定や、世界共通のルールになったわけではない
呼称変更を命じる大統領令が出たことも確認できない。
出る可能性は否定できないが。
だからまだ出てないって感じか。
「artificial」が気に入らないらしい
AI = Artificial Intelligence
今回は英語での話なんだけど。
日本語に訳すと「人工知能」。
英語のartificialには、「人工の」「自然ではない」といった意味がある。
文脈によっては「本物ではない」という印象につながることもある。
大統領は、この語が知能を偽物のように聞こえさせると考えたようだ。
英語の語感の細かいところは分からないんだけど。
名前変えるのが好きなのかな。
影響力ありそうだし?
ただ、AIという言葉はすでに世界中で定着してると思うんだ。
研究論文でも、企業のサービス名でも、政府の政策名でも使われている。
論文は影響力あるよね。
呼び方を変える発言があったからといって、社会全体の用語がすぐに入れ替わるわけではない。
だからって「Super」はどうなの?
Artificialが気に入らないからSuperにする。
つまり「人工的な知能」から「すごい知能」へ変えるわけだ。(日本語だけど。。)
たしかに、Super Intelligenceのほうが強そうではある。
でも、技術の名前としては、かなり大きく出ている印象もある。
・・・と思う。
しかも、研究分野ではsuperintelligenceという語がすでに使われている。
IBMはASI、つまり人工超知能を、人間の知能を大きく上回る仮想的なAIシステムと説明している。
現在の生成AIやチャットボットが、すべて「超知能」になったという意味ではない。
さらに、IT業界では「SI」を「システムインテグレーション」の略として使う。
呼称を変えた結果、別の混乱が増える可能性もある。
こんなこと、大統領は知らないだろうな。。
9月19日には別の候補を投票していた
トランプ大統領は9月19日、Truth SocialでArtificial Intelligenceという名前は不正確で洗練されていないという趣旨を投稿した。
候補として挙げたのは、次の3つだった。
- Superior Intelligence(SI)
- Extreme Intelligence(EI)
- Supreme Intelligence(SI)
ところが、国連演説で出てきたのは、候補になかったSuper Intelligenceだった。
投票の意味よ。。
台本どおり読んでるんだと思うんだけど。。
当然、正式な制度変更というより、呼び方をめぐる提案や政治的なメッセージとして始まったものだと考えるのが自然。
呼称変更はどれくらい浸透するか
大統領の発言には影響力がある。
アメリカ政府が公式文書でSIを使い始めれば、関連する省庁や企業が追随する可能性はある。
そうなれば、世界中に影響は波及していくに違いない。
ただし、民間企業や研究機関まで一斉にAIを捨てるとは限らない。
AIはすでに検索され、製品名や会社名にも使われているからね。
しばらくは、次のような表記が現実的か。
- SI(旧AI)
あるいは、
- AI(米政府文書でSI、Super Intelligence)
とかなるかもしれない。
正直、めんどくさい。
いきなり「SI」とだけ書くと、システム業界は大混乱。
AI業界もか。
システムインテグレーションの話なのか、研究上の超知能なのか、今回の新しい呼称なのか分からなくなる。
どうしてもSIにしたいとしても、AIとSIを併記することは必至。
結局、AIは終わるのか
今のところ、AIは終わらない。
今回起きたのは、トランプ大統領がAIの呼び方をSIに変える方針を表明したこと。
国連が正式に決めたわけでも、世界共通のルールになったわけでもない。
現時点での一番正確な言い方は、
AIからSIへの改称は、トランプ大統領が国連演説で表明した方針。
ただし、世界的な正式改称ではない。
今後、アメリカ政府の公式文書にどれくらい反映されるのか。
他国や企業が追随するのか。そこはまだ不明。
少なくとも当面は、「AI(SI)」や「SI(旧AI)」と書く場面が増えるかもしれない。
まとめ
- トランプ大統領がAIを「Super Intelligence」と呼ぶ方針を国連総会で示した
- 発言自体は確認できるため、ニュースの元ネタはフェイクではない
- 国連が世界共通の呼称としてSIを決めたわけではない
- 2026年9月24日時点で、呼称変更の大統領令は確認できない
- 「Super Intelligence」は研究上の超知能や、別のSI略称と混同しやすい
- 現実的には、しばらく「AI(SI)」のような併記が続きそうだ

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