先日、夜時間帯に電車に乗っていました。
親子らしき乗客がいて、大人の乗客がこどもの乗客に対して、「義務教育なんだから学校に行かないといけないんだよ」と言っていました。
日本大丈夫か?と思いました。
義務教育
日本国憲法に定められている国民の三大義務のうちの一つです。
つまり、教育、勤労、納税です。
教育を受けさせる義務は、第二十六条 第2項に定められています。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。
保護する子女、つまりは自分の子どもに教育を受けさせなければならないのです。
自分の子どもでなくても、保護者であれば義務ですね。
義務とされているのは教育を受けさせることなので、その方法が通学でなくてもよいということです。
ここは解釈とか様々な意見があるところだと思いますが、学校に行っていないからといって、必ずしもその子どもが問題を抱えているということではないと考えられます。
こどもが有しているのは権利
憲法第二十六条には以下の記載があります。
すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
日本人ならば、自分(多くの場合は児童、生徒)に合った教育を受ける権利があるのです。
分からないことはどんどん聞いてよいのです。学校や授業が合わなければ、別の機関で教育を受けることだってできます。
そして学校の授業を崩壊させることは、他者の権利を侵害している行為です。
大人なんだから
まずは義務をしっかり果たしましょう!w
そして権利を行使しまくって、自由を満喫しようではないですか!!
国民の三大義務は、小学校や中学校で習っているはずです。それこそ義務教育で。
電車で見た親子らしき二人は、きっと子どもがまじめに学校に通って、義務教育とは何かということを勉強することでしょう。そうして、保護者らしき人に「あの日言っていたことは間違っているよ」と伝えられるとよいですね。
ただし、大人だからといって義務教育を受けたかと言えばそうでない場合もあります。
たとえば、日本の義務教育の期間は海外で過ごしていたとか、もともと日本以外の国籍だったとかです。
電車に乗っていた人は、立ち居振る舞いも喋り方も、生まれてこの方日本育ちという印象でしたが、ただの主観に過ぎず、真実は分かりません。
義務教育に関してしっかり認識してもらえるように助言することも必要だったのかもしれません。。
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