spacial.chat
バーチャル空間
「Spatial.Chat」というオンラインミーティングツールを使ってみました。
自由に動き回れて、自由に作れるグループでお話ができます。
画面上の自分のアイコンと相手のアイコンの距離が変わると、聞こえてくる声の大きさも変わります。
無料体験期間でした。
相手との距離で音量が変わる
「spatial」は和訳すると「空間的な」とかいった意味です。
そのとおりで、オンラインミーティングでありながら、現実のような空間的な概念が反映されています。
たとえば、TeamsやZoomなどのよくあるオンラインミーティングツールでは、ひとりが発言した音声は参加者全員に同じボリュームで伝わります。
spatial.chatでは、仮想空間上で近くの人の声は大きく、遠くの人の声は小さく聞こえます。
現実空間と同じような感覚で、発言者の声が聞こえてくるのです。
これをブラウザー画面上で実現してます。
作られたスペースの中を動き回れる
spatial.chat に登録すると、ブラウザー画面の平面上の空間をスペースとして確保できます。
けっこうな広さがあります。FHD画面ではすべてを表示できません。3000 pixel 四方くらいの感覚です。
この空間上に、自分の丸アイコンとともに参加します。
丸アイコンにはカメラ映像が表示されます。
オンラインミーティングとしては小さいサイズですが、十分様子はわかります。
もちろん、ビデオを切ることも可能です。
マウスのドラッグアンドドロップか、タブレットやスマホでは、指での操作によって、自分のアイコンを動かせます。
相手のアイコンとの位置を変えると、声の大きさが変わります。
声が聞こえない範囲にいるアイコンには、ビデオが表示されません。
また、可視範囲外の参加者の位置は、矢印のシンボルで位置が分かります。
画像や画面共有に加えて
空間上には、画像をアップロードできます。
自分の端末内にあるデータは、アップロードして配置場所を調整できるのです。
画面共有も同じような仕組みです。
さらに、YouTubeのリンクから、動画を張り付けることができます。
参加者で集まってきて動画鑑賞できます。
動画の場所から離れると、もちろん音は小さくなります。
アイコン位置には意味があるのです。
自分でアップロードしたオブジェクトは、自分が退室すると消えてしまいます。
スペースを作成した人には、場所全体をカスタマイズする権限リンクも送られてきます。
画像をアップロードしておくことができるくらいのものですが。
自由に動き回ることができるので、エリア分けを画像で指定するなどの下準備をしておくと、スペース内での立ち位置がわかりやすくなります。
音声のみの割り切り設計
ちなみに、テキストチャット機能はありません。
音声でのコミュニケーションに特化しています。
細かい設定で、使用するカメラやマイクなどを切り替えるといった機能もありません。
コンピューターのデフォルト設定が適用されるようなので、あらかじめ、設定を調整しておくとよいです。
細かないろいろがない分、捜査はシンプルです。
登録の際にはメールアドレスを指定するくらいでした。
課金されるようになったら、ここは変わると思います。
カンファレンスか飲み会か
実際に使ってみて、もっと大人数で活用してみたいと思いました。
3人で動かしてみても、声が聞こえなくなるとか、それくらいの話でした。
接続数は50が最大ということですので、そのあたりが想定地なのでしょう。
本来はカンファレンスやワークショップなどの集まりに使うのだと思います。
興味のある所に移動していくという考え方では、別のツール「Remo」と似ていると思います。
spatial.chatのほうが移動の自由度が大きく、より現実的な印象です。
開発されている方のTEDを観ると、現実世界とバーチャル世界の融合といったことが専門のようですし。
現状英語のみというところが、日本人にはハードルが高いです。
シンプルなつくりなので慣れだとは思います。
あちこち移動できる機能は、単純なオンラインミーティングにはあまり必要のないものでしょう。
オンライン飲み会では活躍できると思います。
あとはWordPressの集まりなどもやってみたいですね。
参加者が多ければ、あらかじめ集まる場所が分かりやすいように画像を貼り付けておき、○○コーナーなどの案内ができればよいと思います。
離れたところで孤独を決め込むもよし、仲のよいグループで集まるもよし。現実のパーティー会場のようなものです。
二人きりで話をしている様子もわかりやすいので、そこへ邪魔しに行くか、温かく見守るかは、その人次第でしょう。
一般的に考えて、アイコンの中が見えない(声が聞こえない)距離で様子をうかがうものだとは思いますがw
とはいえ価格次第です。
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