とうとう12月2日(金)から、日本でのプレオーダーが開始です。
マイクロソフト社曰く、複合現実(MR: Mixed Reality)のツールです。ユーザーが直接操作しているような感覚になれる点で、拡張現実(AR: Augmented Reality)よりも先を行っているということなのでしょう。
せっかくの最新技術ですから、何かつくってみたいと思いつつ、覚悟ができずw
お値段
一歩踏み出せない最大要因です。
開発者向けのプロダクト「Microsoft HoloLens Development Edition」の価格は、税別で333,800円です。
以前勝手に予想していた価格(約30万円)よりも高い。。為替レートの違いですかね。。
個人でこれだけの投資は、ある程度の覚悟が必要だと思うのです。
ちょっと無理かも。。
ちなみに、法人向けのプロダクト「Microsoft HoloLens Commercial Suite 」は、555,800 円(税別)だそうです。
あと、Clickerという画面操作用デバイスも欲しいところ。8,800 円(税別)です。
開発者向けのHoloLensとClickerを購入すると、税込みで370,008円でございます。
エミュレーターでのお試しがお得
SDKの仮想環境が提供されているので、そこでお試しがお得です。
なんといっても、Visual Studio 2015は無料。SDKも無料です。
以下の要求スペックを満たすマシンさえあれば!
- Hyper-V
- CPU: 4コア以上
- RAM: 8GB以上
Windows 10 ProをCore i7で動かしていれば、まあまあ普通?w
そもそも、HoloLens向けアプリを開発するのには必要なものですから!
出荷時期
12月2日時点では、プレオーダーなので注文までです。
2017年初旬出荷らしいので、来年度の初め頃に手に入るイメージでしょうか。
そもそもアメリカなどでは手に入るもので、すでに個人輸入している方々もいらっしゃいます。
生産が間に合わないということはないでしょう。
Clicker
存在を認識していませんでした。
「画面操作機器」って?と思って調べてみたら、指に付けるマウスみたいなものですね。
ヘルプのページに画像も載っています。
HoloLensとBluetoothで接続するデバイスです。
セット品ではなく、単体商品です。
スマホ的な操作ができますがマルチタッチではなく、デバイスに加速度センサーが内蔵されているということでもないみたいです。
選択が主なコマンドで、メニューから他のコマンド(スクロール、ズーム)も選べますということです。
拡張現実と複合現実
現状では違いがはっきりしていないのです。
人によって定義が異なっています。
マイクロソフト社の公式見解では、HoloLensは複合現実です。
ちなみに、拡張現実の代表格は「ポケモンGO」ですね。
特徴で考える
HoloLensは、それ自体がWindows OSを搭載したマシンです。
バイザー状のシースルーディスプレイに情報を表示することに加えて、デバイスに搭載しているセンサーでユーザーの動きを認識してくれます。
ユーザーの動きというのは、頭を傾ける等だけではなく、手や指の動きも含みます。Kinectがくっついているようなものです。
つまり、シースルーディスプレイにホログラムを表示でき、さらにそれを自分の手で操作できるということです。
あらためて整理
拡張現実(AR)も複合現実(MR)も、現実世界に追加の情報を重ね合わせて表示し、それらの情報を操作可能です。
違いとしては、拡張現実は、表示した情報をディスプレイ上で操作するのに対して、複合現実は、表示した情報そのものを空間内で直接操作するというところでしょう。
たとえば、現実世界の手前側と奥側に付加情報がある場合、拡張現実でも複合現実でも、情報は奥行きを持って重なり合って表示されます。
これらの情報を操作する際、拡張現実の場合はディスプレイ平面上で情報を選択、操作するのに対して、複合現実(HoloLens)の場合は自分の手を前後に動かして、手前側か奥側かを選択、操作するということです。
( AR + VR ) ÷ 2 = MR かな?
こんな感じの解釈です。
まだまだ発展途上の分野です。これからも新しいことがたくさん起こることでしょう。
ご意見やご感想などお聞かせください! コメント機能です。