Chromeの画面に現れた黒い四角を解消する方法(ハードウェアアクセラレーションとは?)

サイト閲覧には、Google Chromeを使っています。
ある時から、サイト閲覧中に黒い四角が現れるようになりました。
スクロールすると、現れたり消えたり、時にはその場に残ったり。。
非常に目障り、そして、不愉快な状態でした。

ハードウェアアクセラレーションの設定を調整することで解決できたのですが、この機能はどういったものなのでしょうか。
ということも含めて、解決方法の備忘録です。

状況

Google Chromeでサイト閲覧していると、300ピクセル四方ほどの黒い四角い影が現れるようになりました。
脈略なく出てきます。

Chromeの黒い影(1)

スクロールすると、黒い四角が点滅したり移動したり、邪魔です。

Chromeの黒い影(2)

黒い正方形が現れる規則性が分かりません。。

最初はAdSense関係の何かかと思ったのですが、広告とは関係なさそうなページでも同様の状況になっていたのです。
出てきたり出てこなかったりで、因果関係がよく分かりません。

重いと感じるページの方が、コイツが現れる確率が大きいように思われました。

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解決方法

ハードウェアアクセラレーションをオフにします。
ブラウザーの「設定」に対象項目があります。
以下の手順です。

Chrome画面の右上の三点ボタン → 「設定」 → 「詳細設定」 → 「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフ

設定

画面右上の三点メニューから、「設定」を選択します。

Chrome設定(1)

設定画面では、画面最下部の「詳細設定」をクリックします。

Chrome設定(2)

詳細設定の下の方に、「ハードウェアアクセラレーション」に関するスイッチがあります。

Chrome設定(3)

「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフにすると、Chromeの再起動を求められます。

設定後、Chromeを再起動することをお忘れなく。

噂によると、Chrome以外のブラウザーにも同様の機能があり、同じような問題が発生するそうです。

上記設定で問題は解消したのですが、これはどういう機能なのでしょうか。
この機能を切ってしまってよいのかという、当然の疑問があるわけです。

ハードウェアアクセラレーションとは

ブラウジングのパフォーマンスを高速化するための技術です。
特に、ハードウェアアクセラレーションを利用できるように設計されたグラフィックボードを搭載したPCでは、パフォーマンスが最適化されます。

ハードウェアアクセラレーション - Wikipedia

逆に、ハードウェアアクセラレーションのために設計されていないグラフィックボードでは、問題を引き起こす可能性があるということです。
ブラウザーでのハードウェアアクセラレーションという技術は最近のものです。
そのようなことが想定されていなかったころ、つまりは古い時代のグラフィックボードにとっては、想定外の命令が降って来ることになるのです。ここで言う「古い」はITの世界のことなので、数年程度のことです。

このあたりが、「旧式のグラフィックボードとの相性が悪い」と言われる所以です。

機能をオフっても大丈夫なのか

難しいことをしない限りは、問題ないです。

上述のように、ハードウェアアクセラレーションは高速化技術です。
オンラインゲームや動画をブラウザー上でサクサク楽しみたい場合に有効な手段の一つなのです。

そして、問題を引き起こす原因として考えられているのが、古いグラフィックボードとの相性です。

すなわち、「古いPCでハードウェアアクセラレーションをオンにしていると、ブラウザーが問題を起こすことがある」ということです。
オンラインゲームなどの重い処理をブラウザーにやらせるのであれば、快適な最新パソコンを準備した方がよいです。
古いPCではパワー不足のはずです。
そもそもの用途が異なっていますので、今回のような問題が発生しているPCでハードウェアアクセラレーションをオフにしても、問題はないと結論付けます!

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まとめ

ブラウザーの高速化技術であるグラフィックアクセラレーションを利用したいのなら、新しいPC(最低でもグラフィックボード)を準備すべきなのです。

手元環境のデスクトップPCは10年以上前のハイエンドマシンで、『Windows XP SP2』搭載で購入しました。
ノートPCも5年ほど前のハイエンドマシンで、『Windows 7』搭載状態で購入したものです。

ハードウェアアクセラレーションの恩恵を受けたければ、そろそろ新しいPCを購入しなさいということですね。

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