サイト閲覧には、Google Chromeを使っています。
ある時から、サイト閲覧中に黒い四角が現れるようになりました。
スクロールすると、現れたり消えたり、時にはその場に残ったり。。
非常に目障り、そして、不愉快な状態でした。
ハードウェアアクセラレーションの設定を調整することで解決できたのですが、この機能はどういったものなのでしょうか。
ということも含めて、解決方法の備忘録です。
状況
Google Chromeでサイト閲覧していると、300ピクセル四方ほどの黒い四角い影が現れるようになりました。
脈略なく出てきます。
最初はAdSense関係の何かかと思ったのですが、広告とは関係なさそうなページでも同様の状況になっていたのです。
出てきたり出てこなかったりで、因果関係がよく分かりません。
重いと感じるページの方が、コイツが現れる確率が大きいように思われました。
解決方法
ハードウェアアクセラレーションをオフにします。
ブラウザーの「設定」に対象項目があります。
以下の手順です。
Chrome画面の右上の三点ボタン → 「設定」 → 「詳細設定」 → 「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフ
設定後、Chromeを再起動することをお忘れなく。
噂によると、Chrome以外のブラウザーにも同様の機能があり、同じような問題が発生するそうです。
上記設定で問題は解消したのですが、これはどういう機能なのでしょうか。
この機能を切ってしまってよいのかという、当然の疑問があるわけです。
ハードウェアアクセラレーションとは
ブラウジングのパフォーマンスを高速化するための技術です。
特に、ハードウェアアクセラレーションを利用できるように設計されたグラフィックボードを搭載したPCでは、パフォーマンスが最適化されます。
逆に、ハードウェアアクセラレーションのために設計されていないグラフィックボードでは、問題を引き起こす可能性があるということです。
ブラウザーでのハードウェアアクセラレーションという技術は最近のものです。
そのようなことが想定されていなかったころ、つまりは古い時代のグラフィックボードにとっては、想定外の命令が降って来ることになるのです。ここで言う「古い」はITの世界のことなので、数年程度のことです。
このあたりが、「旧式のグラフィックボードとの相性が悪い」と言われる所以です。
機能をオフっても大丈夫なのか
難しいことをしない限りは、問題ないです。
上述のように、ハードウェアアクセラレーションは高速化技術です。
オンラインゲームや動画をブラウザー上でサクサク楽しみたい場合に有効な手段の一つなのです。
そして、問題を引き起こす原因として考えられているのが、古いグラフィックボードとの相性です。
すなわち、「古いPCでハードウェアアクセラレーションをオンにしていると、ブラウザーが問題を起こすことがある」ということです。
オンラインゲームなどの重い処理をブラウザーにやらせるのであれば、快適な最新パソコンを準備した方がよいです。
古いPCではパワー不足のはずです。
そもそもの用途が異なっていますので、今回のような問題が発生しているPCでハードウェアアクセラレーションをオフにしても、問題はないと結論付けます!
まとめ
ブラウザーの高速化技術であるグラフィックアクセラレーションを利用したいのなら、新しいPC(最低でもグラフィックボード)を準備すべきなのです。
手元環境のデスクトップPCは10年以上前のハイエンドマシンで、『Windows XP SP2』搭載で購入しました。
ノートPCも5年ほど前のハイエンドマシンで、『Windows 7』搭載状態で購入したものです。
ハードウェアアクセラレーションの恩恵を受けたければ、そろそろ新しいPCを購入しなさいということですね。
ご意見やご感想などお聞かせください! コメント機能です。