QRコードを読んだのにアプリがインストールできない(お問合せ回答)

最近はいろいろな会社が、専用アプリでの顧客囲い込みをねらっています。
そのこと自体はよいと思うのです。

これに絡んで、こんなお問合せがありました。

QRコードリーダーでバーコードを読んだんだけど、専用アプリをダウンロードできないんだよ

QRコードを読んで
その先のオペレーション

よくよく聞いてみると、無料アプリのPRを踏んでいました。
慣れないと、そういうこともありますよね。

今回もまあまあ、説明が難しかったです。。
想定以上に時間を要し、画面を見せていただいて、やっと状況が分かりました。
要素が多いと難しいですね。

思ったサイトに飛べない

疑問符

公式アプリをインストールしてユーザー登録すると、特典を差し上げますよ。
・・・といったような、よくあるキャンペーンでのお話です。

キャンペーンはチラシやポスターで告知され、そこにはQRコードが印刷されていたのです。

ユーザーはQRコードを読み取るだけで、キャンペーンサイトにアクセスして、アプリをダウンロードできます。
慣れている人であれば、1分もかからずに終わる作業です。

ただし、慣れていない人にとっては、まあまあなハードルだったようです。
今回は、QRコードをアプリで読んだところから進めなくなって、話がこじれてしまっていました。
QRコードに含まれている情報量の認識に差があったということです。

画面を拝見すると、しっかりURLが表示されていました。読み取りは成功していたのです。
その下にはボタンが表示され、「Webページを閲覧」といったことが書かれています。
さらにその下には、ニュースアプリの広告が表示され、目立っていました!

フリーのQRコードリーダーの画面で、もっとも目立っていた、ニュースアプリの広告をタップしてしまったのですね。それで、思ったものがインストールできないと悩んでしまっていたのでした。

QRコードに含まれる情報量

ビット配列

少し、前提知識です。
ものにもよりますが、QRコードに含まれている情報は、そこまで多くありません。

文字列をコード化して保持しています。
ルールは決められています。
対応したアプリであれば、コード化された情報を解釈できるということです。

ドットの数を多くすればそれだけ情報を保持できます。
ただ、アプリほどのプログラムともなると、かなり巨大なものになり、認識した後の処理もできないと思います。
規格では、英数字が最大4296文字、漢字が最大1817文字です。

多くの場合、QRコードにはURLを記録しておき、ユーザーに対象のURLに飛んできてもらうという運用です。
もちろん用途は様々ですので、うまく活用できるとよいですね!

当ブログでも、QRコードを設置しています。
PCでご覧いただいたものを、スマホでもすぐに見ていただけます。

落ち着いてください

ミーティング

画面をよく見てください。
慣れもあるかと思いますが、よぉ~く観てください

QRコードに格納されている情報に従って、次のアクションにつながるボタンやリンクが表示されているはずです。

今回であれば、「URLを開く」とか、「Webページを閲覧する」とかです。
アプリは、読み取った情報に対応するボタンを表示させることが多いです。

そして多くの場合、無料アプリなので広告も表示されています。
広告は目立ちますし、書いてあることも、なんとなくタップしたくなる文言でしょう。
でもちょっと待って!
それは本当に、今やろうとしていることでしょうか。

落ち着いて確認してください。

QRコードリーダー

QRコード

日本の会社、デンソーウェーブが開発した2次元バーコードを読み取るアプリのことです。
技術は自由に使えるので、いろいろな開発者から、リーダーアプリが配布されています。

ほとんどがフリー(無料)のアプリです。
無料アプリの多くには、広告が表示されることを認識しておきましょう。

おすすめのアプリ

QRコードを開発したデンソーウェーブの公式アプリがあります。
とってもおすすめです。
理由は以下です。

  • 読み取り速度が速い
  • 読み取り精度が高い
  • 広告が表示されない
  • 無料

多少暗くてもしっかり読み取ってくれる上に、広告が表示されないのです!
なのに無料!!
このアプリを使っていれば、今回のような問題は起こらなかったに違いありません。

「App Store」か「Google Play」か

今回、特設サイトには2つのボタンがありました。
App Store」用と「Google Play」用です。
ここでも迷われていたので、書いておきます。

  • App Store: iOS向けです。iPad、iPhone、iPodのことです。
  • Google Play: Android向けです。いわゆる「スマホ」と呼ばれるもののことです。(この呼び方もどうかと思うのですが。。)

見た目の特徴では、

ボタンが1つ、もしくはボタンがない端末はiOS

ボタンが3つ、もしくは3つ以上が画面下に表示されている端末はAndroid

こんな見分け方もできますね。

まとめ

QRコード

何をしたいのか、目的を見失わないようにしましょう
今回の場合も、QRコードの脇には、「特設サイトからアプリをダウンロード!」と書いてありました。

まずやるべきは、特設サイトを表示することだったのです。
ニュースアプリをダウンロードすることでもなければ、ゲームアプリをダウンロードすることでもありません。
「お忘れではありませんか?」などと書かれると、「あれ?」と思うかもですが。

今、やろうとしていたことは何でしょうか。
あくまでも、自分でスマホを使っているのです。
操作の意味は慎重に考えるようにしましょう。

とはいえ、作り手側にも多少の問題はありますね。

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