Excelを編集していたら、こまめに上書き保存していますか?
タイミングはどうであれ、既存のファイルは上書き保存しますよね。
そのときに、誰かが使っているから保存できないと言われた、というお問い合わせをいただきました。
Excel 保存プロセス
保存できないから、新しく名前をつけて保存したそうです。
旧ファイルが残りますから、これを削除しようとして、また誰かが使っているという。。
たしかに困りますよね。
しばらく置いたら削除できたことから、ファイルを誰かが握っていたのだと推測できます。
誰かとは誰なのか?
パソコンは家電ですが、システムは複雑です。スマホもパソコンも、最も複雑な家電の一つでしょう。
複数の機械が繋がり、複数のプログラムが動いています。
誰かが使っているということなら、特定のプログラムだったり、本当に人だったり、そこに書いてある誰かが使っているように見えているのです。
Excel編集に関わる人々
たとえば、シートに表を作ったとしましょう。
操作している人は単純に数値を打ち込むだけですが、Excelの中ではたくさんのプログラムが動いているのです。
何が入力されたのか判断する係、入力された値が数値なのか文字なのか判断する係、値を表示する場所を指定する係、値を表示する係などです。
デフォルメですよ。
とにかくたくさんのプログラムが関わり合って、セルやシートやブックを表現しています。
ファイルの読み書きも同じです。
ときどきコケる
Excelでは、定期的にファイル名書き出してバックアップをとっています。
プログラムが勝手にやっていることです。
ユーザーは、好きなタイミングでファイルを保存します。
これが上書き保存の操作です。
さらに、ファイルの読み書きをするのは、Excelだけではありません。
これだけ見ても、ファイル保存に関わる人の多さが分かることでしょう。
この人たちが、稀に競合してしまうのです。
誰が書き込んでいるのか分からなくなっているか、書き込みが終わったことをちゃんと記録できていないのか。。
ブラックボックスです。
ごくごく稀ですが、コケてしまいます。
Excelに限った話ではない
ファイルの読み書きもそうですが、プログラムが思い通りに動かなくなることは、Excel以外でもあり得ます。
Windowsを使い慣れていると、何もなく動くことが当たり前のように感じることでしょう。
が、Windowsだけでもかなり複雑なシステムです。
バグだっていっぱいあります。定期的にパッチが当たるのはその修正なのです。
パソコンは万能マシンではありません。
ある程度の自己修復はしてくれますが、ちょっとしたことで壊れてしまうこともあるのです。
そういうものを使っているという自覚は必要です。
プロセス開放と言われても
さて、誰かがファイルの読み書き部分を握ってしまっているわけです。
掴んでいる誰かのことをプロセスといいます。
こいつを開放すればよいのです。
対象ファイルの読み書きプロセスを開放すれば解決です。
ただ、パソコンの中身にすごく詳しい人でも、これを開放させるのは困難です。
すごく複雑な上に、ブラックボックスな部分も多いからです。
そのような事象に当たってしまったのです。
不幸な事故ですね。
もっとも確実な解決策
パソコンの再起動です。
システムを立ち上げなおすと、ファイル読み書きのプロセスは開放されます。
これは分かっていることです。
場合によっては、長時間放置することや、いったんスリープモードに移行するだけでも解決できることがあります。
再起動前には、ファイルを保存することを忘れずに!
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