ランチ中に、お隣のグループから聞こえてきた話題があまりにも誤解にまみれていたので、気になってしまいました。
ユーザー側にも正しい知識と理解が必要です。
情報の重要度も考えたい
データの在り処を気にされる方がけっこう多いと思うのです。
気になってしまうのは分かりますが、そこまで重要なことでしょうか。
そもそも、その情報はそこまで重要なのですか?
そうであれば、無料のサービスなど使わず、有料でしっかりと保護してくれるものを選ぶか、そもそも情報漏洩リスクの高いネットサービスなど使わなければよいのでは?
お話されていた内容
会社のセキュリティ規定に関するお話をされていたのだと思います。
情報漏洩事件て怖いよね。
そういえば、LINEのデータが中国にあったなんて・・・
しっかりとしたセキュリティ体制にしてもらうしかないよね。
いまさらLINEの利用はやめられないし・・・
なかなか厳しいご意見といった感じに聞こえますが、いろいろと誤解されているようで、思わず訂正しにいこうかと思ってしまうほどですw
LINEから出ている説明を読んで、あとはご自身で判断してください。
誤解が多い・・・
根本的なところで、大いなる誤解があるわけで。
どこで情報を得たのでしょう。
おそらく報道から得たのでしょう。
だとすると、問題は報道のやり方なのか、ご本人の受け止め方なのか。。
- 画像などのメディア系以外のデータは国内にあった
- 一般のトークデータにはアクセスできなかった
- グローバル開発体制はごく一般的
- 続けなければならない道理はない
主なところでは上記のような誤解です。
ほとんどのデータは国内のサーバーにあって、中国の開発会社の担当者が、特定の情報にアクセスできるような設定になっていたというお話です。
特定の情報とは、通報されたもののことで、何でもかんでも見られたということではないという説明です。
情報は発表されている
LINEを使っているのですよね?
ということは、LINEを信頼しているということですね。
ということは、同社が発表する内容を信用しているということです。
ならば発表内容はしっかり読みましょう。
ご自身の情報が大事だというならなおさらです。
提供サービスを使うのですから。
提供者の考え方に同意できないのなら、使わないという選択肢があるのです。
ただ、書いてあることが分かりにくいという意見はあるでしょうね。
2021年3月17日発表
顛末が書かれています。
何が起こったのか。
どうして起こったのか。
そもそもアクセス権管理で問題が発覚したというのも、自分たちでチェックしたことで分かったわけですから。
組織としての自浄作用は働いていると思われます。
2021年3月22日発表
個人情報の取り組みのまとめです。
どのようなことをやっているのか、これから予定しているのかなど、まとめられています。
透明性を確保するというお話は、しっかり実施してくれているように見えます。
サービス提供者のことを知るべき
LINEに関しては、特に無料で利用しているユーザーが多いはずです。
お金を払わずに高度なサービスを利用しているわけです。
とはいえ個人情報を取り扱っているのですから、最低限のことは求められますよね。
全世界を相手にして、よく管理しているなというのが率直な意見です。
サービスを使う前に、いろいろと同意しているはずです。
読みました?
けっこう危険なことが書いてあるので、今からでも、アプリ利用の規程などは読んでおいた方がよいと思います。
納得できなければ、使わなければよいのです。
ビジネスユースならば、契約内容は確認されているはずです。
NDAもあることでしょう。
問題があれば損害賠償などのお話にも発展するのですから、お互いにしっかりしましょうねというお話です。
ユーザー側もある程度のことを分かっていないと、無駄な心配や間違った判断をしてしまうことにつながりかねません。
メッセージがどのように取り扱われているかの概要くらいは、知っておいた方がよいです。
そもそも、LINEに預けている情報が漏れたところで、そこまで大きな損害が発生するのかとかいったことも考えた方がよろしいかと。
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