ふだんは Microfsoft 365 を使っていますが。
買い切り版を使われている方も多いと思います。発売されているわけですから、ニーズがあるのですよね。
さて、問題は、Officeのサポート期間が5年になっているという点です。
2024年2月のタイミングで、Office 2021 を購入すべきか、Microsoft 365 を契約すべきか、悩まれている方もいらっしゃるかと思います。
業務アプリの縛りなどがあって、買い切り版はなくなりそうにないですね。。
Officeのサポート期間
サポート期限のまとめは下表のとおりです。
購入日ではなく、発売日から計算します。
2013はすでに延長サポートまで終了しています。使い続けるのはリスクです。
バージョン | 発売日 | サポート期限 | 延長サポート期限 |
---|---|---|---|
2013 | 2014年2月25日 | 終了済み 2018年4月10日 | 終了済み 2023年4月11日 |
2016 | 2015年9月22日 | 終了済み 2020年10月13日 | 2025年10月14日 |
2019 | 2018年9月24日 | 終了済み 2023年10月10日 | 2025年10月14日 |
2021 | 2021年10月5日 | 2026年10月13日 | なし |
2024 | 2024年後半 | 2029年後半 | なし |
2016と2019は、メインストリームサポートが終了していますが、延長サポートが残っています。2019が短めの設定です。
現状で注目するのは、2021のサポート期間でしょう。
サポートが切れるとどうなるか
サポート期限を過ぎても、アプリを使うことはできます。ライセンスは永年なので。
これは「起動できる」とか「操作できる」というだけの意味です。
業務上において利用できるかは、また別の話です!
期限が超過すれば、よくないことがあります。
脆弱性が放置される
マイクロソフト社は、サポート期間内であれば、Officeに不具合が見つかれば、修正義務があります。
更新プログラムが定期的に配信されているのはこのためです。
サポート期限を過ぎたバージョンは、基本的には修正されません。
ということは、何か問題が発生したとしても、マイクロソフト社が治してくれる約束はないのです。
また、サポート外のバージョンで何か発生して問合せしても、まずは「最新バージョンにしてください」と言われます。
悪い人が攻撃に使えるような問題(脆弱性)が見つかったとしても修正されません。
こういう情報はすぐに広がります。
古いバージョンを使い続けると、脆弱性があちこちあるような状態でOfficeを浮かうことになります。
鍵のかからない執務室では機密情報を扱わないですよね。
Microsoft 365 への接続がサポートされない
Microsoft 365 に接続できなくなります。
ちなみに、メインストリームサポート期間を過ぎると、Microsoft 365 への接続がサポートされなくなります。
もしMicrosoft 365 Basic などの契約があっても、Exchange Online、OneDrive、SharePointなどにOfficeから繋がりません。
たとえば、OutlookでExchange Onlineのメールを送受信できなくなります。
Excelで作成したファイルをOneDriveに保存できなくなります。(ファイルメニューに保存先が出てこなくなります。)
Exchange Online などのWebアプリは使えます。
なんとなく気持ち悪い
サポートが切れたものを使っているというのは、なんとも気持ち悪いと思います。
賞味期限切れの牛乳を飲んでいるような気分ですよね。
メーカーが保証していない状態で使うことに抵抗がない方もいらっしゃるとは思いますが。。w
気持ちは大事だと思うのです。
何かあるかもしれないとビクビクしながら作業するのは嫌です。
延長サポートはありません
既出の表のとおり、Office 2021 から、延長サポートがなくなりました。
メインストリームサポートの5年だけです。
以前は10年使えていたものが5年になっています。
実質値上げというわけです。
早く次のバージョンを出していただかなくては。買い替えできませんよね。
次のOfficeのバージョンは「2024」
これまでのペースを見てみると、なんとなく傾向があるような気にもなってきます。
直近では、これまでの3年間隔から2年間隔(2019 → 2021)になったわけですが、基本的には3年で考えればよいのだと思います。
発売日のほうが定期的な感じがします。
2021の次は2024でしょう。
「Office 2024」で決まりです。
発売日は、2024年10月下旬と推測できます。
2024年10月前半から11月前半あたりで手に入るのではないかと。
あくまでも勝手な予想です。
ただ、2021のサポートが2026年10月に切れます。その2年前までには、次の見通しをつけておいていただきたいものです。そういう希望も含んでおります。
Microsoft 365 がよろしいかと
マイクロソフト社としては、Microsoft 365 への移行を進めたいのでしょう。
お勧めされます。
バージョンアップの手続きなどなくて楽ではあります。
大容量のオンラインストレージ(OneDrive 1TB)も手に入りますし。
Personalでもインストール可能数は同時に5台ですから、個人利用で困ることはなさそうです。(インストール台数は無制限)
Windows 12 のうわさもありますので。
今後の運用がどうなっていくか、変化していくことが予想できます。柔軟に対応できそうなほうがよいですよね。
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