ウィルコムのPHSを使っています。いや、DDI PocketのPHSを使っているのです!
ワイモバイルのキャンペーン連絡が来ております。
PHSからっ携帯に乗り換えたら、誰とでも定額のサービス料を無料にするというものです。
なぜ割引キャンペーンを行っているのか、ショップの方が教えてくれました。
実際に機種変更すると基本料がどうなるのか、考えてみました。
サービスは収束傾向
PHSが終了に向かっているという話は、すでに先日から出ております。
PHSの通信設備は、もはや拡充されることはなく、よくて現状維持です。
ただし、現行設備を他用途へ転用するという話も出ています。
PHSの特徴のひとつとして、弱い電波で狭いエリアをカバーするということがあります。
今後はPHSサービスへの設備投資を抑えることが考えられることから、地方での電波状況は悪くなっていくと考えてよいでしょう。
地方はダメだが都市部ではまだ大丈夫そうという考え方です。
ただ、はっきりしたことは発表されていません。
来年度以降、新規契約の受付は終了ですがPHSサービスは継続されます。
どのタイミングで終了になるのか、いつの時点で設備更新がどうなるのかなど、現状では分からないことだらけなのです。
番号を回収中
PHSサービスは終了の方向なので、番号を携帯電話回線に変更してほしいのです。
そこで、お得なキャンペーンを打って、PHSの番号を携帯電話の番号に載せ替えようという狙いです。
ユーザーにとっては、番号はそのままだし、使用料はリーズナブルで、特にデメリットはないように見えます。(使い方によっては料金が上がることもあります)
キャリアにとっては、ウィルコムのPHS回線の番号を回収して、ワイモバイルの携帯電話回線として契約(台帳に記録)していこうという話です。
具体的な移行プラン
現在展開中のキャンペーンに乗っかるとして、今使っている電話をどうするか、具体的に考えてみます。
まず、キャンペーンに関しては、2018年1月14日までに機種変更(自動的に携帯電話回線へ移行)すれば、その次の機種変更までは「スーパー誰とでも定額」のオプション料金(1,000円)が無料になるというものです。
「スーパーだれとでも定額」は通話時間・回数ともに無制限、国内通話がかけ放題の通話定額サービスです。
ということで、通話メインでPHSを利用しているユーザーにとっては、かなりオイシイ話なのです。
『ケータイプランSS』は『月額934円~』になっていますが、通話のみの利用なら、上記キャンペーン適用で、934円ポッキリです!
もちろん注意点もあります。
キャリアメールを使う場合
pdx.ne.jpドメインのアドレスは、そのまま移行可能です。
それ以外のドメインに関しても、PHS時代のドメインは、ワイモバイルになっても利用できます。
アドレスの引き継ぎ・転送対応表のページは書いてあることがさっぱり分からないのですが、お店の人曰く、ちゃんと引き継げるそうです。
ただし、オプションサービスへの加入が必要なうえ、従量課金制になります。
PHSユーザーにとっては、キャリアメールは無料という感覚だと思います。
携帯電話になると、メールはデータ通信扱いになるので、オプションで従量課金なのです。
『ベーシックパック/パケット定額』というオプション契約が必要です。
月額300円の基本料と、1パケットあたり0.005円の課金です。
このパケットという考え方がやっかいで、〇〇MBなどの単純なデータ通信量で計算できないのです。
この文化には慣れるしかないですね。
PHSでメールしかしないというユーザーにとっては、ちょっと心配になる話でしょう。
このオプションでは、上限値が4,500円に設定されていて、それ以上の金額は課金されないことになっています。
4,500円に到達する目安は、約110MBとしています。
これまで、添付ファイルまで送り放題だったので、ちょっと運用を考えた方がよさそうです。
大量データをやり取りしている場合は、データ量をチェックしてみましょう。
なお、数百文字程度のメール程度では、データ量が1MBになることはありません。
複数回線保有の場合
かつてのWILLCOM時代に、回線の実績数を稼ぐ目的で、基本無料の電話番号の契約を勧めていた時期がありました。どちらかというと、お願いに近かった気がしますw
主回線を契約していれば、基本使用料もユニバーサルサービス料も割引で、請求額は0円です。主回線以外への発信があると、通話料がかかるというすさまじいプランです。
実際、手元には2回線を保有しています。
ワイモバイルにも子回線という考え方はありますが、契約プランや料金が異なります。
子回線が要らない場合
保有している子回線を解約します。
上記キャンペーンは回線回収が目的ですので、子回線の端末も持参して手続きすることになります。
子回線の端末を取りに帰るという二度手間になるので、この点お忘れなく。
子回線も継続したい場合
番号を維持したければ、『家族割引サービス』を利用することになります。
子回線がケータイプランなら、基本使用料は0円です。
ただし、『ケータイプランSS』を主回線にすることはできないので、月額1,381円の契約になります。
変更後の料金
必ず機種変更を伴うのですが、端末の料金は別で考えます。
考えられる変更案は以下です。
- 現状維持(メールそのまま、2回線保有)
- 1回線引継(メールそのまま、1回線保有)
- ミニマム(メールアドレス破棄、1回線保有)
月額料金は消費税なし価格です。
現状維持
メールアドレスを移行して使用し、子回線も利用します。
1,681円~6,181円
(ケータイプラン 1,381円 + メールのオプション 300円 + メール送受信 0~4,500円)
メールを利用する以上、従量課金が0ということはないので、2,300円あたりに落ち着くかと考えています。
注意点としては、子回線も機種変更すると、端末代金が2台分必要です。
1回線引継
メールアドレスを移行して使用し、子回線は解約します。
1,234円~5,734円
(ケータイプランSS 934円 + メールのオプション 300円 + メール送受信 0~4,500円)
メールを利用する以上、従量課金が0ということはないので、1,800円あたりに落ち着くかと考えています。
ミニマム
主回線の電話番号のみを移行して、メールアドレスと子回線を解約します。
934円
メールなしで通話は無料なので、かなりお安くなります。
思い切った変更も考えてみる
これを機に、スマホにするということも考えられます。
Android One X1 あたりが魅力的ではあります。
これなら、Oreoも使えます!!
ただし、スマホはケータイプランでの契約ができません。
通信はPocket Wi-Fiで十分なのですが。。
テザリング使えますし、予備回線という考え方も・・・
いや、、ないな。。
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