【Chrome】「2018年間ビジターアンケート（東京）」というフィッシング詐欺にご注意ください

ふだんからGoogle Chromeを使っております。
Google検索の結果をクリックしたら、なぜかChromeの画面が切り替わりました。

親愛なChromeユーザー様、

あなたは7月 10, 2018 のラッキービジターです
アンケートに答えていただいた方に、「ありがとう」を込めて Apple iPhone X が当たるチャンスを差し上げます！

見るからに、詐欺です！
見極めのポイントと対処を記録しておきます。

そもそも、GoogleなのにiPhoneをプレゼントという時点で、違和感しかないです。

ちゃんとキーワード検索した方は、これが詐欺だということがよく分かっていると思います。
油断しないように、気を引き締めていきましょう！

見極めポイント

全体的な話と、個別（アンケート部分、プレゼント部分）のところで、それぞれ書いておきます。

全体

今回は特に、以下の3点が目立ちました。

1. SSL
2. ドメインが変
3. 日本語が変

順位に合わせてみていきます。

SSL

第1位にして決定的。
あれだけSSL化を進めているGoogle社のアンケートが、非SSL（URL部分の「保護されていません」表示）などありえません。

ドメインが変

明らかにおかしい点の第2位は、ドメインです。
ブラウザーの画面上部に表示される、「wnkhs.net/2018/07/」などのことです。

ChromeはGoogle社の製品です。
この製品に関するアンケートが仮にあったとして、googleドメイン以外のサイトでアンケートというのは、非常に違和感があります。

しかも、プレゼントページではドメインが変わっています。（SSL化しているところがいやらしいです）

日本語が変

そして、明らかな日本語の違和感です。
たしかに、Googleから出される文章では、ちょっと独特な言い回しがあることも少なくないですがｗ
専門の翻訳によるローカライズされた感があります。

今回の違和感は、日本語を母語としない人が、がんばって訳した感があります。

いずれにしても

GoogleなのにSSL化されていないのは、完全にアウトです。

アンケート部分

短い言葉なので見極めは難しいですが、やはり違和感があります。

2018年間ビジターアンケート（東京）
ブラウザー意見アンケート

う～ん。。
違和感。

プレゼント部分

ずさんなページですねｗ
最下部を見ると、違和感しかないです。

日本人の日本語ではないですね。

対処

詐欺ですよー！

本来は、Chromeの安全装置が働いて、このような画面には遷移できないはずなのです。
それに、セキュリティーソフトでブラウジングも監視しているはずなのですが。。
なぜか今回はすり抜けてきました。

すべてを防げる盾は存在しないと考えましょう。
必ず抜け道はあるのです。

すべてをとおす矛の方が、インターネットの世界においては、違和感のない存在です。

対応ですが、ブラウザー（Chrome）を閉じてください。
フィッシングサイトは相手にしないことです。

今回のものは、再現しませんでした。

閲覧履歴まで削除しておくと、なおよいです。
（今回はシークレットモードで見ていたので、幸いブラウザーを閉じるだけで閲覧情報は残りませんでした）

ちなみに、画面ショットを撮って、警察に届けるのが正しいのです。
もしくは国民生活センターの消費生活センターなどに報告です。
が、すみません。
労力が裂けません。。

敵の狙い

ズバリ、クレジットカード情報と考えられます。
129円も手に入ることでしょう。
同じ手にひっかかる人間が10人いれば1,290円。100人なら12,900円。これだけでもなかなかのものです。

これに加えて、入手したクレジットカードで、いろいろできてしまいます。
スキミングされたのと同じ状態です。
身に覚えのない請求が来ることでしょう。

また、ここでひっかかった人というのは、『こういう手口にひっかかりやすい人』として、闇の業界で名簿が流通することでしょう。

物欲に負けないでください！
iPhone X は10万円オーバーの端末ですから、129円などと言われたら大変なディスカウントだと感じることでしょう。
しかもAirPodsまでセット！？
ここで思考停止してしまわないように！
「プレゼント」ではないですよ！！

疑うことを忘れずに

ここで書くのもアレですがｗ
インターネットの世界に書いてあることなんて、ある程度はフィルターにかけて見ることです。
たくさんの情報が出回っていますので、真実を見抜く力が必要になります。

詐欺の手口はどんどん巧妙化していくことでしょう。

大事なのは、『そんなにうまい話はない』ということを忘れないことです。
簡単に儲かるということであれば、他人になど教えず、自分だけで独り占めしたほうがよいのです。
他人に教えてくれるほどの心の大きさがあるなら、方法ではなく結果（お金）をくれればよいのです。

そういえば、振り込みます詐欺もありますのでご注意を。

情報を送信してしまったら

もし、すでにクレジットカード情報を送信してしまったのなら、即刻カードを停止しましょう。
引き落としが・・・、などと言っている場合ではありません。
即、止め！

今回の決算額に関しては、クーリングオフできるのかどうか、消費生活センターに相談してみてはいかがでしょうか。
恐らく泣き寝入りになると思いますが、相談してみるのは大事です。
ダメだったとしたら、授業料を払ったと思って、諦めましょう。。
命をとられたわけではないです。

その他のお支払い関係は、個別に手続きするしかありません。
手間ですが、こちらも授業料ですね。

そして、今後も、詐欺のターゲットになる可能性が高いことを認識してください。
うまい話にはウラがあります。
ご注意を。

そういえば、詐欺にあう人は、「詐欺になんてあわない」と思っている人が多いらしいですよ。