格安航空会社(LCC)が運用する飛行機は新品てことが多い

「LCCの機体ってどっかの会社のお下がりなんでしょ?」「けっこうボロい機体なんでしょ??」って聞かれた。
いやいや。LCCこそ、新品買って運用しまっせ。

LCCの機体

古い機体なんて使ったら、整備コストが大変でしょう。
転売もできないし。
車検みたいな整備スパンも短いから、コスト高だし。

もちろん、ビジネスモデルは各会社さんによって違うから、みんな新しめの機種ってわけじゃないけど。

コストは下げられるところから

最新じゃない新品がいい。

コストは、「下げられるところ」を下げるの。
つまり、「下げられないところ」はいかんともしがたいってことで。
機体整備とか点検とかって、航空法で厳しく決まってること。コスト削減が目的でも手を付けられない。

飛行機

新しい機体の点検頻度は少なくていいんだけど、古い機体の点検頻度は多くなる。
機体が古くなれば、その分、部品の劣化も進んでて、交換の必要も出てくるし。
点検てのは人件費だからな。

人件費をいかに下げるか

人が動けば人件費がかかる。
何をするにしても、これが必要。

そして、稼働時間を改善することで、ある程度まで下げられるのもここ。

貨物機

機体整備とか点検もそれ。
整備すれば人が動くし、点検すれば人が動く。
場合によっては修理になって、人が動く。部品代もかかる。

このへんのコストを下げようって狙い。

最新機は避ける

最新機はさすがにお高い。
単純に機体が高いってのもあるし、運用コストも上がるリスクがある。

A380

B787で記憶に新しいのは、機体不良が見つかりましたってやつ。
運用中の機体を治さなきゃいけない。部品交換とかね。
人件費がかかる。

あと、運用中の機体を止めないといけない。

LCCは運用機種を絞ることでも整備コストを下げてるから。
部品は共通だし、整備ノウハウも同じになるからね。

運用中の機体を止めるってことは、路線が止まるってことになるんだ。
運賃収入がなくなっちゃう。死活問題。
最新機にはそんなリスクもある。

古すぎたら手がかかる

どっかの航空会社で使ってた飛行機なんて、経年劣化が進んでるでしょう。
部品交換しなきゃいけない可能性上がる。
古い機体は点検頻度も上げなきゃだからな。

飛行機

あと、フツーに人気ないでしょ。

乗るなら新しいほうがいいってもんで。
ただでさえLCCってことでちょっとした不安がありそうなお客さんが、古い機体見たらさらに回避しちゃうw
気にしない人もいるかもだけどね。

型落ちの新品がいいんだよ

1世代とか2世代とか前の機体なら、いわゆる型落ちってことで安くなる。
安いのに運用実績はあって、マイナーチェンジのリスクは少ない。

新しければ点検頻度は低い。

飛行機雲

いろいろコスト下げられそうじゃない?

新しければ、その後にどっかに転売できるだろうし。
減価償却する前に現金化できるかも。
そこまではないにしても、価値が高いうちに回してくんだよ。

車といっしょだよ

新車は車検頻度が長い。
トータルで見て、車検代が安くなる。

新車は保険料が安い。

新車は、中古で売ろうとしたら高く売れる。
きれいに乗ることが条件だけど。
あと、余計なカスタマイズはしない。

飛行機

そんな感じ。

だから、LCCだからってボロい飛行機ってのは考えにくいんだよ。
どこかで使われてた機体の再リースって可能性はあるけど、そこまで古くないはずだし。
とは言え、点検頻度は最低限だし、整備程度も最低限。どう考えるかは自己責任だよね。

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