馬込車両検修場って知ってる?
都営浅草線の西馬込駅(A01)の先にある秘密基地だよ。
馬込車両検修場
馬込車両検修場は地上にあるから秘密でもなんでもないんだけどさw
大江戸線て、なにもかも地下で、地上で見ることって皆無なわけ。
ごく稀に!地上に出てくるんだが。
大江戸線は地下完結型
都営大江戸線は、日本最長、日本最深の地下トンネルなんだよね。
さらには急カーブで高低差もなかなかに。
まさにモグラ。
他路線乗り入れもなければ、地上区間もない路線。
基本的には地下で完結してる。
そんな電車が地上に姿を表すってのがどんなことかって。
すごいことなんだよ!!
ってのを知っておきたいよね、って話。
車両基地のありか
大江戸線の車両基地は、馬込じゃないのよ。
木場車両検修場。
それから、高松車庫。
てなわけで、木場公園の地下と、光が丘団地あたりの地下に、二階建て構造の留置線があるんだよ。秘密基地だよね。
ちゃんと整備もできるんだよ。
軽めのやつね。
地下完結って話。
地上に出てこなさそうでしょ?
単一路線
相互乗り入れしてない。
大江戸線は大江戸線だけ。
- 浅草線は京急と京成とつながってる。
- 三田線は東急(目黒線)とつながってる。南北線も。
- 新宿線は京王線とつながってる。
乗り入れはないんだけど、検査とか修繕とかのための設備が地上にあるんだよ。
それが、馬込車両検修場。今回行ったところ。
大江戸線は浅草線と線路がつながってんの。汐留駅からつながってんだって。「汐留連絡線」とかゆー。
鉄輪式リニアモーター
大江戸線はリニアなんだよって話をすると信じてもらえないんだけど。
鉄輪式リニアってゆーの。
線路を見ると(ホームドアあって見にくいけどw)、レールとレールの間に、キャットウォークみたいな板があるでしょ。(電車来てるときホームドア触っちゃダメだよ!)
それ、超重要。リアクションプレートっていって、いわゆるリニアの装置。
そいつと車体底面のリニアユニットを使って前進してんの。
つまり、あれがないと前進できないわけ。
いきなり浅草線の線路に大江戸線の車両を置いても、進めないんだな。
どうやって外に出てくるか
浅草線の線路を使って、馬込車両検修場に出てくる。ここが唯一、太陽を浴びるところ。
だけど、リニアの車両は浅草線を走れない。
じゃあどうやって走るのか。機関車で引けばいい。
E5000形電気機関車。
大江戸線の狭いトンネルの大きさにも対応してて、浅草線の線路の架線から電気を取りながら車両を引くの。
馬込でなにしてんの?
検査と修繕。
えっと。木場とか高松とかじゃ無理なのかって?
無理。
軽い検査はできるんだけど、重い検査はできんのよ。
台車を外すために車体を持ち上げるクレーンとか、地下につくるなんて費用かかりすぎじゃね?
いったら、車検だよね。
普段の点検は自分ちの車庫でやれるけど、裏側とか見なきゃいけない車検は、業者にお願いするでしょう。
そんな感覚ってことでいーんじゃないかな。
そんなわけで、モグラな大江戸線も、定期的に地上に現れるわけよ。
今回は何も調べずに行ったんだけど、機関車の周りに人がいたのと、数人が写真撮ってた。
跨線橋上がったら、建屋のシャッターが閉まってる最中だったんだよね。
何かあったかなぁ。。
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