Googleのインデックスが重複エラーです。
URLを変えただけなので、前のURLを消したいです。
方法ありますか?
Google Search Console でインデックスを削除するよう依頼できます。
Google Search Console
ページインデックスを削除
ページを削除したり、URLを変更したりといった操作を行った場合には、インデックス登録でページ重複の指摘があっても、しばらくすると消えます。
古いほうのURLは存在しないわけですから。
ただし、リンクを明示的に貼っている場合には、何らかの対応が必要でしょう。
インデックスの重複とは
以下のメッセージが来ているはずです。
重複しています。ユーザーにより、正規ページとして選択されていません
詳細を確認したらよいわけですが。
なんとなく分かりにくい気がするわけですね。
ざっくりと。
インデックスとは、Googleが持っているURLリストのようなものです。元情報はこちらから送付しているサイトマップなどです。ここに載っていることが、検索結果に表示される必要最低条件です。
重複とはそのままで、ページの名前かURLかコンテンツが同じものが複数Google向けに送られたということです。
ちなみに、ユーザーとはHPやブログなどの管理人(あなた)のことで、正規ページとは複数あるうちの生かしたいページのことです。
つまり、同じ内容のページを登録しようとしているから、どちらが正しい方かおしえてください、ということです。
対処方針は3種類
どうするかは、意図や状況によって異なります。
まずは事実確認です。
どのURLが重複判定されたかは、メールのリンクからたどればすぐに分かります。
何と重複しているのかを確認しましょう。
対象行をマウスオーバーすると、虫眼鏡アイコンが表示されます。「URLを検査」というやつです。
クリックすると、インデックス登録されていないことが表示されて、下の方に「Google が選択した正規 URL」という項目があります。このURLと重複していると判断されているのです。
確認できた内容次第で、どうするか、対処方針が決まります。
301 + canonical
重複していると言われても、両方生かしたい場合の対処です。
両方生かしたくても、同じ内容のページをいくつも配置していては、ユーザーにも検索エンジンにもうれしくありません。
メインページとサブページにする必要があります。
サブページには、最低でもcanonicalを設定して、向け先をメインページにしましょう。
サブページを見てもらう必要が泣ければ、301転送をかけてしまいましょう。
インデックス削除
すでにページの内容やURLを変更したというのに、古い情報がインデックス登録されたままのときの対処です。
どういうわけか、古い情報でインデックスし続けられてしまうことがあります。
こちらからお願いすれば、インデックスを削除してくれます。
正確には、一定期間だけ明示的に削除してくれる機能の活用です。
削除したいURLは、あらかじめコピーしておきましょう。
明示的に削除してもらっている期間中に、サイトマップや様々なキャッシュ関係がきれいになって、Google向けの情報が正常化されるはずということを前提とした対処です。
インターネットの世界なので、これ以上のことはできないでしょう。
よく考えられた仕組みだと思います。
傍観
メインにしたいページがインデックスされている場合や、すでにページの内容やURLを変更済みで特に急がない場合の対処です。
積極的に何かしなくても、すでに問題のない状態になっているか、いずれ問題のない状態に落ち着きます。
前者の場合には、念のためcanonicalを入れたほうがよいと思います。
明示しておけば間違いはないでしょう。
果報は寝て待て
よく知られていることですが、インターネットの世界の情報伝播速度は、案外遅いです。
ニュースなどの表側の情報は速いですが、裏側の設定情報などは、案外時間がかかるものです。
たとえばDNSの設定情報は、各地のキャッシュなどの関係で浸透まで1週間ほどと言われています。
サイト情報もあちこちのサーバーにキャッシュやアーカイブが存在しますので、情報の浸透にはある程度の時間が必要なのですよ。
Googleにお願いしておけば、浸透速度が上がることを期待できるものの、ベストエフォートの世界では、いかんともしがたい状態なのです。
そういう世界であることを理解したうえで、長い目で見てあげてください。
焦る気持ちは分かりますが。。
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