Excelでの曜日の扱いの話。2つ。
- 表示形式の調整方法
- 曜日を識別する方法
Excel
曜日の表示 と 曜日の番号
曜日は「(日)」とかって書きたい。
Excelでもそう見せたいでしょ?
と、日曜だったら背景赤くするとか。条件付き書式。
やりたいよね。
曜日関連のまとめ。
確認環境はMicrosoft 365版だけど。
これはすべてのバージョンに共通のお話。
曜日は日付(シリアル値)をどう表示するか
曜日は日付から生成できる。
Excelの日付はシリアル値。
とある日(※)からの通し番号なんだ。
※ 基準日: 複数あるから詳しくは別投稿でね!
だから、日付のシリアル値をどう見せるか設定すればいい。
つまりは表示形式の設定ってこと。
シリアル値を「yyyy/m/d」で表示させようとすれば「2023/10/5」とかになるってわけ。
曜日を表す表示形式文字列は「aaa」もしくは「aaaa」。
詳細は後述。
関数を使えば、シリアル値から計算した曜日番号を取得することが可能。
曜日の表示と番号化
やりたいことは、曜日の表示と曜日の番号化ですね?
何曜日かは日付から取ってきましょうね。
文字列で書いてたら、変更に耐え切れないよ。。
上図のとおり、いくつか選択肢があるんだけどさ。
詳しく書きます。
表示形式の調整
既述のとおり、表示形式として「aaa」か「aaaa」を指定すればいい。
用意されてるのはこの2種類。
Excel関数での指定でもいいし、書式設定でユーザー定義を作ってもいい。
- aaa: 漢字1文字形式(「月」とか)
- aaaa: 漢字3文字形式(「月曜日」とか)
「月曜」にしたかったら、漢字1文字に「曜」をくっつければいいんだよ。
例示したやつは、「(月)」とかにしてる。
具体的な指定方法は表示のとおりなんだけど、以下。(「TEXT」関数を使った例)
=TEXT(A2,"aaaa")
カッコつきの表示の例。
="("&TEXT(A2,"aaa")&")"
TEXT関数の第2引数に表示形式を指定するときには、ダブルクォーテーションを忘れずにね。
曜日を番号にする方法
日本のカレンダーは、日曜なら赤、土曜なら青、平日は黒って感じだもんね。
条件付き書式とか使って、背景色やら文字色やらを変えたいよね。曜日を関数とかで識別するときに、曜日が番号で表されてると楽でしょ?
「WEEKDAY」って関数を使います。
第1引数に、番号にしたい日付のシリアル値を設定する。
小細工してなければ、日付を入力したセルを指定すればいいでしょ。
第2引数は任意だから。指定しなくていいと思う。
一応、仕様としては決まってる。
ナビゲーションが表示されるから、意味は分かると思う。
必要なら変えればいいけど、変えなくても運用できるなら、変えない方がいいと思う。
英語にしたいって?
表示形式に「ddd」もしくは「dddd」を指定すればいい。
上で書いたとおりだから分かるよね。
- ddd: 「Sun」とかの省略形
- dddd: 「Sunday」とかの完全形
Excelはもともと英語圏で開発されてるから。
「d」だと日付。「dd」だと日付(ゼロ埋め)。
で、「ddd」と「dddd」なんでしょう。
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