羽田新ルートはなぜこうなった？ 横田空域を忘れちゃいけない

羽田空港の着陸枠を増やすために、新ルートの運用が話題に。
六本木やら品川上空に見える大きな旅客機は、迫力があっていいなぁ～
なんてのんきなことを言ってるんだがｗ

真下にいる当事者はたまったもんじゃないだろうな。お察しします。
お国が決めたことだから、どーしよーもない。

啓徳空港（Kai Tak Airport）のことを考えたら、そんなに激しくもないよ！ｗ

羽田の位置からすれば、もうこのルートしかないわけだが。
新空港を別につくろうにも、横田空域がね。。

羽田の新ルート

ふつうに、A滑走路とC滑走路の延長線上、まっすぐ飛べば、そりゃあそうなる。
日本の首都、東京の人口密集エリアを横切って、まあまあな高度で飛んでく。
飛行機からの景色はよさそうだな。

都会の空を横切るぜ！

堕ちてくるってことはごくごく稀だろうが。
まあ、うるさいよね。。
あとは落下物を気にしてる？

運用条件を厳しく設定してるけど。条件に合えば運用されるんだから。
午後7時までは頭上を旅客機が飛ぶ光景がありうると。

需要を満たすためには必要とはいえ

もちろん経済効果とか算出されてて、
そこにはインバウンド需要も含まれてるし、単純に着陸枠が増えるって話だってある。

羽田のターミナルの能力からしても、枠には余裕はあるはずなんだ。

人やらモノやらが動けば、そこにはお金が生まれるんだよね。
経済を回すためには、人が動かないと。
そのためのキャパシティーは確保したいってもんよ。

東京は昔から、世界有数の大都市だからな。
羽田は東京都心へのアクセスがいいし。
ここに人を集めたい！
狙いは分かる。

香港を思い出す

都会の空を旅客機が飛ぶっていったら、香港だよね！
Kai Tak Airport！！

いまはなき。。

香港アプローチでRWY13に着陸進入する大型旅客機の映像は、迫力満点だったよね。
九龍市街のビルの間に見える狭い空に、突如現れるB747。
すげー低空だっったから、凄まじい音だったろう。

雑多な街とのコントラストがいいよね。

旅客機の窓から、アパートのテレビに映る映像が観えたなんて逸話まであるんだから。

アレに比べたら、羽田のアプローチなんて単純なもんだでｗ
あ、RWY16Lへの東側からの旋回侵入はカーブだね。そしたらRWY22もだね。

横田空域の議論もしようぜ

人口密集地の上は避けて、なるべく海側から回り込むって手もあったはずだ。
特に、西側。
それを妨げてるのが横田空域。

日本の首都の上空は、アメリカ様のものなんだよね。
いまだに管制権がないとか。

どんなことになってるかは、ググれば分かる。

西側空域が使えれば、そっちからの羽田侵入もできるってもの。

神奈川の海側に空港をつくるって手だってあるはずだ。
景観とか騒音とか、それはそれで問題にもなりそうなもんだけどね。
リニア新幹線の構想だって変わってきただろうし。
東海道新幹線のアクセスも考慮できてただろうに。

首都に海外の軍隊を駐留させてるってのもなかなかのもんだよ。
外国から見たら、日本はアメリカの属国って見られるよね。