
おこわは強い。
じゃあふだんの白米は弱い?

ごはん
強飯 と 姫飯
「こわいい」と「ひめいい」ね。
「ひめいい」はもはや使わなくなったことば。
日常的に普通になると、ことばは消えていくのか。
ことばの歴史だって、諸説あるさ。
ごはんは蒸してた
弥生時代は米を炊いてたのに、
てか煮てたのか。
いつの間にやら蒸す食べ方になったんだって。
普段は煮て食べてて、特別な日に蒸して食べるような文化。
食へのこだわりはずーっとなんだな。
平安時代ごろには「強飯」と「姫飯」が登場。
こわいい/こわめしと、ひめいいだね。
炊く食べ方が日常食になった。
| 言葉 | 昔の意味 | 現代の呼び方 |
|---|---|---|
| 強飯(こわいい) | もち米を蒸した硬いご飯 | おこわ・赤飯 |
| 姫飯(ひめいい) | うるち米を炊いた柔らかいご飯 | ごはん・白米 |
貴族が食べてたのはこわいいかと思いきや、やっぱり特別な日のごはんだったみたい。
普段の食事か、特別な日の食事か。
女房ことばで「おこわ」化
白米に雑穀を混ぜて炊いた柔らかいご飯を「弱飯(ひめいい)」と呼んでいた。
もち米を蒸した弾力のある硬いご飯を「強飯(こわいい)」と呼んでいた。
室町時代、宮中に仕える女官たちが「強飯(こわめし)」の頭に丁寧な「御(お)」を付け、後ろを省略して「御強(おこわ)」と呼ぶようになった。
時代の先頭を行く女房たち。
その人たちが使う女房ことばは、かわいいから広まるんだな。(諸説ありますw)
この呼び方が次第に一般の人々にも広まり、定着した。
ハレの日だから残った言い方
平安時代以前、お米は「炊く」のではなく「蒸す」のが一般的。
時代とともに「炊く」調理法が主流になって、柔らかいご飯が日常食となった。
わざわざ「蒸して」作る硬めのもち米料理は、「強飯」として区別される。
かつておこわ(特に赤飯)は、祭りや祝い事など「ハレの日」に食べる特別な献立だった。
今ではコンビニおにぎりだけどね。
「おこわ」という名前が生き残ったのは、それが「特別な調理法で作る珍しいもの」になったから。
「ひめいい」という名前が消えたのは、それが「当たり前の主食」になったから。
なんだか面白い。
もち米とうるち米の違い
もち米は、もちもちしてて粘り気があって。
つぶして叩くとおもちになる。
普段食べてるお米(= うるち米)のごはんは、そうではない。
| お米の種類 | でんぷん成分 | 炊いた時の食感 | 生米の見た目 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| もち米 | アミロペクチン 100% | 粘りが非常に強く、モチモチしている | 真っ白で不透明 | 餅、おこわ、赤飯、おはぎ |
| うるち米 | アミロペクチン 80% / アミロース 20% | 粘りは適度で、一粒ずつ独立している | 半透明で透き通っている | 普段のごはん、おにぎり、寿司 |
成分の違い。
ってことは、脾腫が番う。
アミロペクチンの配合量が影響してるか。
アミロペクチンが粘りを出して、消化に時間がかかるから腹持ちよし。
冷めてももちもち。
生米での見分け方は、もち米は真っ白で、うるち米はなんか半透明。
明らかに違うんだな。

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