日本で唯一の無軌条電車(立山トンネルトロリーバス)に乗ってきた

立山黒部アルペンルートに行ったわけです。
そこで乗った電車。見た目はバス。というお話。

立山黒部貫光無軌条電車線

トロリーバスだから、空中戦から電気を供給してもらって走るわけで。
煙い排気ガスが出てこないからクリーンなんだとか。

乗り心地はバスで、音はモーターな感じだから、新都市交通システム(ゆりかもめとか日暮里舎人ライナーとか)みたいな感じ。

さて、「日本で唯一」はいつまで続くんだろう。

日本で唯一のトロリーバス

正式名称は「立山黒部貫光無軌条電車線」。
通称で「立山トンネルトロリーバス」とかって呼ばれる。

立山トンネルトロリーバス

バスの上には架線が見える!

日本では唯一のトロリーバスだから、「トロリーバス乗った~」って言ったらこれしかないんだな。

昨年までは、感電トンネル側もトロリーバスが走ってたけど、今や電気バスニなっちまったからな。
廃線。。
残るはとうとうここだけ。

【廃線の旅】関電トンネルの無軌条電車は電気バスに置き換わり(立山黒部アルペンルート)
2019年4月19日、関電トンネルトロリーバスは関電トンネル電気バスになった。

かつては、東京、大阪、名古屋、横浜とかって、大きな都市部でも走ってたのにね。
架線下でしか走れないとか、制約が多いのがよくなかったんだろうな。
立山トンネルは、基本的にはトロリーバスしか走ってないからね。



世界的にはまだまだあるある

日本だと立山にしかないんだけど、世界にはまだまだたくさん(?)あるよ。
詳しくは、ウィキペディアとか見てね。

トロリーバス - Wikipedia

けっこういろんなところにあって、立山のトロリーバスがあんまりありがたみないようにも見えるw

架線が続いてる

架線が続いてる

そーいえば、中国の人がたくさん乗ってたように思うんだけど、あんまり写真撮ってなかった。
慣れてんのか。珍しくないんだな。
トンネルの中だけってことで珍しさはあると思うんだけど。。

ちなみに、ハワイの「トロリーバス」はただの呼称。
どーゆーわけか、そんな呼び方。

なくなっちゃうのかな?

立山黒部アルペンルートにあった感電トンネルトロリーバスは、今年から電気バスになってる。
時代の流れは、トロリーバスから電気バスに以降なんだろう。
距離を考えれば、技術的には問題がない。

架線の維持とか、もろもろの経費を考えても、電気バスは合理的な選択。

電気バスの駅

車載パンタで充電してる電気バス

感電トンネルでは、1964年から2018年まで、54年にわたってトロリーバスが運行されてた。
このなかで、3代の車両が使われてた。
最新のバスは、1993年から使われてたから、25年間使われた。

では、立山トンネルトロリーバスはどうか。

バスは、電化された1996年から使われてる。
それまではディーゼルだったからね。

トロリー線が近い

トロリーバス以外走らないから、架線が近い。

てことで、あと3年はいけるんじゃないか。
そんでもって、3年経てば、電気バスに移行だろうな。
選択肢はないだろ。



ループしてるところが楽しいよね

立山トンネルトロリーバスの路線は、大観峰駅と室堂駅を結ぶのみ。
かつては途中駅があったんだけどね。

それはいいとして。

駅では道がループしてて、常時前向き運転してる。
だから、分かれ道があって、架線も分かれてる。はず。

まわってきてる

まわってきてる

分かれ道付近では、上のほうでガチャガチャいってる音とか振動があるから。
まるで電車の切り替えポイントのような感じ。
架線がそんな感じで切り替わってるんだろう。

直流600Vだってことだから、絶縁してないとね。

閉塞方式も興味深いところだ。

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