PoEってなに?
PPPoEとかIPoEとかの仲間??
ちがうよ。
たしかに、ことばは似てるな。
PoEって?
そこはいっしょに考えないから、あんまり意識してなかった。
そーだね。似てるね。
電源供給の規格と、通信確立のためのプロトコルは同じ概念で考えないもんだから。。
2つのグループに分かれるよ
文字列を見てると、まるで3兄弟。
上位互換的な語感もありつつ。(← 韻を踏んでみた!w)
考え方のレイヤーがまったく異なる、2つに分かれる。
PPPoEとIPoEは同じ分野。
PoE
Power over Ethernet
LANケーブルで、通信だけじゃなく電源供給もできちゃう規格。
なにがうれしいのかは後述ね。
「PoE対応」とか書いてあるハブと機器をペアで使う。
スイッチングハブからの電源供給で、アクセスポイントとかネットワークカメラとかを動かそうって話だね。
基本的にはローカルネットでの話。
施設外のネットワークとでは話題にならない。はず。。
Cat 5e 以上のケーブルを使ってください。
PPPoEとIPoE
こちらは通信プロトコル。
主に、LANからインターネットに出ていくときどーしてる?って話。
ざっくり書くんで。
PPPoE
PPP over Ethernet
ちなみに、PPPは Point-to-Point Protocol
PPPをイーサネット上でやりましょうって規格。
ユーザー目線でざっくりいうと、回線事業者のサーバーでユーザー認証してインターネットに繋がろうってこと。
回線事業者は、NTTとかね。フレッツとかのこと。
IPv4だよ。IPv6にも対応できるよ。
IPoE
IP over Ethernet
ちなみに、IPは Internet Protocol
IPパケットをイーサネット通信しちゃえって規格。
ユーザー目線でざっくりいうと、ISPのサーバーでユーザー認証してインターネットに繋がろうってこと。
ISPは、インターネット接続をサービス提供する会社ね。
PoE対応できるとうれしいこと
電源ケーブルが不要です。
そんぐらいかな。
ま、シンプル化できるのはいいことだよね。
物理機器はケーブリングが課題になりがちだからね。
落とし穴としては、PoE対応機器だと、購入時に電源ケーブル(ACアダプター)が付属してない。
機器を調達するときには、何らか対応してね。
たとえばこんな感じ。
手元にPoEハブがなくて、PoEのアクセスポイントを買う場合、対応方法は以下のいずれか。
- ACアダプターを買う
- PoEインジェクターを買う
- PoEハブを準備する(ネットワーク構成変更まで関わるかも)
PoE対応品を選ばないってのも選択肢かw
電源は大事だよね。
新しい発見だった
正直、PoEとPPPoEは同じレイヤーで考えてなかった。
こうして見ると、確かに文字ずらは似てる。
ぜんぜん意識してなかったよ。
PoEで電源供給してくれれば、対応機器の周辺はLANケーブルだけになってスッキリ!
いまどきCat 5e 未満のケーブルなんてないだろうから、あんまり気にしない。
PoEハブと対応機器の間に、別のハブが入ると要注意。
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