SQL Server のサポート期限の話です。
バージョンが細かいのですよ。
バージョンによっては、延長サポートのさらに先があります。
バージョンに依存するようなシステムは、あまり作成しない方向なのでしょう。
システムを構成しようと思ったらデータベースは必須だと思いますが。。
RDBMSではない形式もありなのかもしれないと感じております。
マシンの処理能力が向上しているので、正規化などにこだわらなくてもよいのかもしれないと思ってしまいます。
SQL Sever のサポート期限
マイクロソフト社のデータベース製品ですね。
バージョンやエディションが多いので、ここではざっくりと。
いずれにしてもサポート期限はあります。
データベースはシステムのキモになるような部分なので、サポート期限を超過したものは使わないようにしたいものです。
期限到来前に新しいバージョンに移行できるように準備したいです。
すぐに移行できるような部分ではないので、なるべく早めに準備を始めていくべきでしょう。
バージョンごとのサポート期限
SQL Server 2012 および 2012 R2 には、拡張セキュリティ更新(ESU)プログラムが提供されています。申し込んだ人だけですが、さらに最長で3年、延長サポート終了後も、クリティカル分の更新プログラムが提供されます。
条件によってはかなり多くのバージョンがサポート期限内です。
SQL Server 種類 | リリース日 | メインストリーム サポート期限 | 延長サポート期限 | ESU 3年 終了日 |
---|---|---|---|---|
2012 | 2012年9月5日 | 終了済み 2017年7月11日 | 終了済み 2022年7月12日 | 2025年7月8日 |
2012 R2 | 2013年10月17日 | 終了済み 2018年10月9日 | 終了済み 2023年10月10日 | 2026年10月13日 |
2014 | 2014年6月5日 | 終了済み 2019年7月9日 | 2024年7月9日 | 2027年7月12日 |
2016 | 2016年6月1日 | 終了済み 2021年7月13日 | 2026年7月14日 | なし |
2017 | 2017年9月29日 | 終了済み 2022年10月11日 | 2027年10月12日 | なし |
2019 | 2019年11月4日 | 2025年2月28日 | 2030年1月8日 | なし |
2022 | 2022年11月16日 | 2028年1月11日 | 2033年1月11日 | なし |
SQL Server 2014 の延長サポート期限が2024年7月9日です。そろそろです。
この製品にはESUがありますので、さらなるサポート延長は可能です。手続きをお忘れなく。
SQL Server 2016 の延長サポート期限は2026年ですが、そろそろ移行のことを考えないと、間に合わないような領域に入ってきます。
次は2024?2025??
移行先バージョンとしては、なるべく新しいものにして寿命を確保したいですよね。
SQL Server のリリースがあるのかどうかが注目ポイントだと思います。
2022以来のリリースということになりますが、その前のバージョンとの差や、他の製品の様子などを考えると、3年というのが目安になりそうです。
次は SQL Server 2025 でリリースは 2025年秋 といったあたりでしょうか。
ありえそうな説ではないかと思います。
ただ、RDBMSが必要なら、オープンソースのMySQLやPostgresSQLを使うとか、AWS環境ならAuroraを使ってしまうとか。
もちろんAzure環境ならSQL Serverを使えばよいのですが。
RDBにこだわるか
データベースはRDB(関係データベース)だけではないですよね。
システムの目的や用途などによるとは思うのですが、RDBの形式にこだわらなくてもよいと考えてしまいます。
AI時代だとか言われる世界になってきて、一定のカタチに整形したデータでなくても、ある程度の処理が可能になってきています。
生データに対してよけいなことをしないほうが、新しい発見ができるかもしれないという考え方もあるでしょう。
検索スピードを重視するならKVSですよね!とか。
場合によってはOneLakeのような選択肢もあるのかもしれないとか、考えてしまうのです。
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