『東京都同情塔』建築にもAIにも興味があります

Blog Admin
Blog Admin

リアルなようでいて架空の世界が舞台。
小説ですからね。
たまには実用書ではなく、ことばを楽しむ本を読んだほうがよいのだと感じました。

東京都同情塔

東京都同情塔

九段理江さんの中編小説。

芥川賞受賞作です。
AIが登場するとか、AIの文章が使われているとか、そういった話題で興味を持ちました。

Kindle(スマホ版)で読みました。
本も買ったのですが、文字が小さくて。。

AIとの関係

作品内には「AI-built」という生成AIが登場します。
翻訳とかいった作業をしてくれて、リアルな感じだと思いました。
現実世界の Chat GPT の文章を使ったのかということが話題にはなりましたよね。

脳

九段さんの当初のお話で、「5パーセント」とかいったことも言われていましたが。。
感覚的な感じで、そのままコピペということはないそうです。

ただ、この先のAIの進化がどうなるかは未知でもあります。
楽しみですよね。
いずれは芥川賞受賞作を上回るような小説を書く日が来るのでしょうかw

取材はしますよね

小説の執筆にあたっては、現状の生成AIがどのような動きをするのかとかいったことを取材されたといった記事を読みました。
それはそうですよね。
いろいろなことを取材して、調べて。
そして架空の世界をつくり上げるわけですからね。

その中では、かなり生成AIとの対話があったのだと思います。
対話というか、使ってみたといったところだと思います。

メモ

質問に対してどのように回答してくるのか。
本当に知りたいことを間違いなく回答してくれるのかとか。
よからぬことを質問したらどうなるのかとか。
余計なことを回答してくるのかとか。

作品にAIの文章をそのまま使うようなことはないとしても、取材をたくさんしていれば、「5パーセント」くらいの感覚にはなりそうなものです。

Copilotを使うのですが

マイクロソフトのCopilotをよく使います。
使いますが、回答の解釈や、内容が正しいかどうかの確認は必要だと思っています。
生成AIとの付き合いは、やはり道具として取り扱うという関係だと思います。

プロンプトを考えて、期待に沿った回答を得るような使い方です。
それで楽になることもあれば、よけいに面倒なことになってしまう場合もあるでしょう。

ニューロン

作品の中での主張も見つつ、やはり人間が道具を使いこなすのだということをあらためて感じました。

アシスタントとしてのCopilotは、また違ったものではあります。
PCの設定変更などは、別に何かチェックするようなことではないです。単なるコマンドの実行でしょうから。

想像してしまう景色

作品の舞台は架空の東京です。
そこでは、東京オリンピックが開催され、国立競技場はザハ案が採用されていました。

現実世界では白紙撤回された建造物ですが、実際に建てられていたら、東京の景色はかなり変わったものになっていたことでしょう。

01
国立競技場(ザハ案)
02
国立競技場(ザハ案)

東京都同情塔は新宿御苑に建てたれるわけです。
明治神宮外苑とはご近所です。
大規模建築物が相互に関係しあうというのは、言われてみればそのとおりですし、そのような景色を想像すると、物理的なところでの未来を感じられました。

現実世界の大崎とか渋谷とか虎ノ門ヒルズとかいった再開発の感覚に近い気がしています。
特に渋谷はこれからまだかなり変わりそうですから!

Twitterも登場

生成AIと並んで、Twitterも登場してきます。
特に重要な役回りなのかはさておき、現実世界のサービスが登場してきて、親近感が湧くわけです。

現在では「X」という名前になってしまっています。。

Twitter

作品中では、愛称としてTwitterが使われ続けています。
正式名称ではなく、生きたことばとしての生存とかいったことの例示なのだと思います。
現状に置いても「旧ツイッター」とかいった表現も目にするわけですから。
ことばは使われてこそですし。使われて、理解されなければ意味がないですよね。

ポストも辛いですよね。。
つぶやきとかツイートとかいった表現は根強く残りそうな雰囲気があります。

ことばを楽しめたと思います

ビジネス書を読むことが多いので。
小説のように豊かな表現というよりは、直接的で実用的な文章が多いと思います。

久しぶりに小説を読んで、慣れないうちは、回りくどいとか、意味があるのかとか、いろいろと余計なことまで考えておりましたw

東京都同情塔
東京都同情塔

エンターテインメントなのですから!
楽しめばよいのですよね。
そういうことも忘れてしまっていた気がします。
非日常を楽しめる、古くからある手軽な娯楽ですよね。

むやみにカタカナことばを並べるのは、あまり好きではないのです。もちろん必要であれば使います。
ただ、乱用されているのは嫌なのです。
何かを知っているかのような感じを出すとか。
直接的な表現を避けるとか。
たしかに有効な手段になることもありますが、やはり日本人なので、日本語を使いたいです。
シンパシータワートーキョーではなく、東京都同情塔と言いたくなるのですよ。

東京都同情塔
東京都同情塔
Amazonで見てみる
https://amzn.to/3UOCxEZ
この投稿を書いたのは・・・
Blog Admin

ガジェットが大好きで、ほぼ毎月何かしら調達しております。
無駄遣い扱いされたくないのと、何かの役に立つかと思い、記録を書くことにしたのでした。

お出かけのときには、スマホを複数台とタブレットとパソコンを持ち歩きます。
両手首にはスマートウォッチです。
こんなスタイルで生活している中での備忘録を書いています。

「Blog Admin」をフォローしてみる
読書
「Blog Admin」をフォローしてみる

ご意見やご感想などお聞かせください! コメント機能です。

タイトルとURLをコピーしました