『時差Biz』の実施期間で何ができる?満員電車対策は地に足の着いた計画にしてほしい!

都営地下鉄に乗っていたら、『時差Biz』の中吊り広告に気付きました。
東京都が主催して、時差通勤をオススメする取り組みです。
実施期間は、2017年7月11日(火)~2017年7月25日(火)です。

ところでこの企画、どのくらい浸透しているのでしょうか。。
というか、取組内容に書かれていることは、これまでやってきていることですよね?

https://jisa-biz.tokyo/

時差Biz

公式サイトでは、以下のように紹介されています。

時差Bizとは、通勤ラッシュ回避のために通勤時間をずらす働き方改革のひとつです。

どこかで聞いたことがあるような気もします。これまでみんなで頑張ってきていることです。
あえて今回実施するのは、何か新しいことがあるのでしょうか。

もう少し見てみると、どうやら鉄道通勤に絞った話だということが分かります。
都知事の公約にあった、満員電車対策ということです。

鉄道利用者の取組例: 時差出勤、フレックスタイム制、テレワーク 等
鉄道事業者の取組例: 混雑の見える化、オフピーク通勤利用者へのポイント付与 等

利用者の取組例に書かれていることに、目新しさを感じる方は少ないでしょう。
すでに大企業では行われていることだと思います。
鉄道事業者の、ポイント付与というのが魅力的に映るのです!

疑問点

公式サイトを見ると、疑問点がいろいろ出てきました。
実施期間が中途半端なのは、今回がトライアルだからなのだと解釈します。
が、何をするのかがよく分からないのです。。

大枠は、フレックス通勤と、オフピーク通勤した人へのご褒美だと思うのですが。。

すでに実施しているところはどうするか

すでにフレックス制を導入している企業が今回の時差Bizに参加するとした場合、見かけ上のメリットがないのでは?と思います。
つまり、今回の企画に合わせてフレックスを導入したのか、とか、実施期間が終わったらフレックス制は終了なのか、とかいった目で見られることを考えるのです。
ずっと前から時差通勤に取り組んでいる企業にとって、そんな見られ方は心外でしょう。

以前から取り組んでいることや、これからも継続して取り組んでいくことが分かるようにしないといけないと思います。
特に、今後の継続が大事だと思うのに、それが見えないことが問題なのです。

参加している自治体が少なすぎる

「参加企業一覧」を見ると、自治体がちらほら入っています。
数えてみました。

  • 新宿区
  • 中央区
  • 千代田区
  • 豊島区
  • 中野区

5。
明らかに少ないです。。
ここに入っていない自治体の長がどういう考えなのかは確認していませんが、すでに足並みがそろっていない感が出ていますね。。

おひざ元の23区がこの状況では、、都知事の放置感が出ていますよ。。

取り組み内容にムラがある

「鉄道事業者の取組レポート」というページを見ても、バラバラ感がすごいです。。w

JR東日本の取り組みは以下だそうです。

お客さまのご利用状況に応じた列車の増発
山手線において、リアルタイムの混雑状況をJR東日本アプリでお知らせして、分散乗車を促進
総武線(各駅停車)のNewDays・KIOSKなどの一部店舗において、早朝時間帯にお買い物をされた方を対象に抽選でSuicaポイントプレゼントを7月に実施

東武鉄道の取り組みは以下だそうです。

東上線では2008年から通勤時間帯に座席定員制列車「TJライナー」を運行
東武スカイツリーラインでは2017年4月から新型特急車両「リバティ」を導入し、通勤時間帯に新たに「スカイツリーライナー」、「アーバンパークライナー」を運行
長期にわたる複々線化などの混雑緩和策により混雑率は大幅に改善

JR東日本と(ここに書きませんでしたが)東京メトロは、なんとなく今回の企画に沿ったキャンペーンを準備してくれているようです。
それに対して、他の事業者は特に今回の話とは関係ないことしか書かれていません。。w
東武を引き合いに出しましたが、どこも似たようなものです。

以前からの計画の進捗状況や、2018年以降の話が書かれていたりします。
そうですよね。。鉄道事業は長期計画ですものね。。

ちなみに、都営地下鉄の取り組みは以下だそうです。

日暮里・舎人ライナーでは、毎年、豪華景品があたる「早起きキャンペーン」を実施(時差Biz期間にも実施予定)
車両の長編成化、車両の増備、ダイヤ改正など、輸送力の増強を実施
勝どき駅において、大規模改良を実施中(2018年度供用開始予定)

・・・。
これって、今回の『時差Biz』向けには何もしないということですよね?
都営ですよね。。

各社の取組を重視すべき

「実施期間」を設定していることが問題なのです。
満員電車対策は、こんな短い期間の話ではないのです。

鉄道事業者は、継続して満員電車対策を実施してきています。
オフピーク通勤を訴え、車両性能を向上させ、効率的なダイヤを考え、過密ダイヤをしっかり管理しているのです。
実際、以前よりも混雑は緩和されているように感じます。(何かトラブルがあれば別ですが。。w)

利用者側に関しても、フレックス勤務制を導入したり、テレワークを認めたり、働き方改革を進めています。
早出の社員にお弁当を配ったり、テレワークできるインフラを整えたり、様々な取組があるのです。

「表彰」というのがどういうかたちで行われるのか謎ですが、これまで頑張ってきている人たちだって、評価されるべきだと思うのです。

思いつき?

名前の付け方に都知事らしさは感じますが、実施には思いつき感がにじみ出ています。
サイトに書いてあることが浅いです。

参加企業数、自治体数は少なく、実施内容もよく分かりません。

上手くいったら「私がやりました」みたいな感じで出てきて、上手くいかなかったらうやむやに終わらせるのでしょう。
何をもってうまくいったとするのかもよく分かりませんが。。
最近の劇場型政治の典型ですね。

満員電車対策は継続しないと意味がないことなので、ぜひ、しっかりと計画の練られた、長期的な取組にしてもらいたいです。

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無駄遣い扱いされたくないのと、何かの役に立つかと思い、記録を書くことにしたのでした。

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