ハードディスクをデイジーチェーン接続して、最後にターミネーターくっつけて。
みたいな話を飲み会でしても、ほとんど分かってもらえなかった。
さみしい。
パソコン周辺機器の接続は、今やUSBが標準になっちゃってる。
使いやすいし、速いし、いいことなんだけど。
かつてはパラレルインターフェースだってあったんだよ。
SCSI
すかじー。
『Small Computer System Interface』の略。
ANSI規格。
物理的な仕様と通信プロトコルを規定してる。
パソコンと周辺機器を接続するための規格で、1990年台あたりでは一般的なものだった。はず。
パラレルインターフェースね。
接続ピンが多い
詳しい規格は、ちゃんとした規格書を見てもらうとして。
コネクターがでかいんだよ。
理由はピンの数。
あと技術力かな。
50ピンとか68ピンとか、数が圧倒的に多い。
USBのピンなんて、4とか5とかだからね。(Type-C は24ピンだけど)
10倍以上!
そりゃあ物理的に大きくなりますわ。
ターミネーター
シュワちゃんじゃないよ。
英語だとそのまんま『terminator』。日本語だと『終端抵抗』。
デイジーチェーン接続すると、ここが最後です、という機械が必要なんだよ。
SCSI機器は、数珠つなぎに複数台の機械を1つのバスに繋げるの。
USBみたいに分岐するんじゃなくて、1本の線上に複数台が載ってる感じ。
だからSCSI機器には、前の人に繋ぐための口と、後ろの人に繋ぐための口があるの。
PCのSCSIバスにFDD繋いで、そのFDDからHDD繋いで、みたいなことができるわけですな。
そうすると、数珠つなぎの最後尾札がいるんだな。
コミケみたいだねw
ターミネーター機能を内蔵してる機器もあった。
後ろの人に繋ぐための口の近くにスイッチ的な何かがあって、それでターミネーターをオンにする、とか。
SCSIの今
規格がいろいろ派生して、高速化に乗っかっていったわけだけど、最近ではSCSIなんて聞かないよね。
スタンダードはUSBですよ。
内蔵のドライブとかストレージとかへの接続は、SATAになってるしね~
シリアルの方が単純でいいんだよ。
外見のSCSIはなくなっちゃったけど、プロトコルとしては残ってて、いまだにSCSIコマンドがやりとりされてるんだって。
SATAもUSBも、SCSI技術がなきゃ動かないんだぞ。
凄いんだぞ。
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