今日、ポケベルが終わります。PHSもあと10か月ですね。(2019年9月30日)

2019年9月30日、ポケベルが終わります。使ったことはありませんが、他人事とは思えません。
サービス終了。つまり停波です。

ポケベルが終わる日

停波と言えば、PHSが2020年7月31日に終了することになっています。
通信業界は5Gへ向けて、どんどん整理されてしまうのですね。
各社のサービスがいろいろと終わりになる予定です。

栄枯盛衰でしょうか。

2019年9月30日 ポケベル終了

「無線呼び出し」と呼ばれるシステムを使って、数字の羅列をデバイスで受け取っていた時代がありました。
文字数は限られていますし、送られてくるのは数字だけです。

電話番号や語呂合わせのメッセージを送りつけて、あとは最寄りの公衆電話で対応というのが標準のプロセスでした。

アンテナ

ポケベル側からは、何のリアクションもできないのです。
それでも、持っている人間を呼び出せるというのは画期的だったのでしょう。
公衆は普及していたので、ある意味、インフラは整っていたということです。

1990年代の話です。
当時、携帯電話はすでに存在していましたが、ショルダーバッグのようなサイズ感と利用可能範囲の狭さで、実用に耐えるものではなかったと言われています。

「ポケベル」が歌のタイトルになったり、歌詞に入ったりする時代です。

その後、文字を送れるようになります。
現在のSMSに近いですね。相変わらず受信だけですが。。w

ポケベルの変換表って複数種類あったよねって話をしたら通じなかった(*2*2)
いわゆる『ポケットベル』とかいう通信機械があったわけだ。メールみたいなメッセージを受けるだけ。

流行に敏感な若者世代にも普及して、プッシュトーンで発信(呼び出し)可能な公衆電話には、ポケベル発信のための列ができていました。

そして21世紀になってしまえば、携帯電話の普及とともに、契約件数は右肩下がりになるのでした。

29日には、秋葉原で「葬儀」が執り行われたそうです。
遺影には「1141064」(アイシテルヨ)と表示されていたとか。
なんとも切ないです。。



2020年3月24日 「S!アプリ」終了

先日、ソフトバンクモバイルから発表がありました。
今年度中に「S!アプリ」の配信を終了するということです。

「S!アプリ」配信終了のご案内 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
ソフトバンクは、アプリケーション利用の減少にともない、2020年3月24日(火)をもって、3Gケータイに提供中のアプリケーションサービス「S!アプリ」の配信を終了いたします。

特に使ってもいないサービスなのでどうでもよいのですが、「終了」という文字は気になります。

ガラケーへのアプリの配信は、今年度をもっておしまいということです。
スマホであれば、それぞれのOSのアプリ配信システムや、対応するアプリファイルを手に入れることで、キャリアがインフラを整備する必要はありません。

ネットワーク

ちなみに、2019年12月3日以降、対象の3G携帯電話やスマートフォンで、一部の機能が使えなくなります。
サーバー証明書関係のものなのですが、位置情報だけでなく、カメラ、ワンセグ視聴、MMS送受信、ブラウザ起動なども含まれます。
なかなかの影響範囲です。詳しくはお知らせページにて確認です。

サーバ証明書切り替えによる影響(3G ケータイ) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
2019年11月末日をもって対象の3Gケータイ (一部スマートフォン含む)は一部機能がご利用いただけなくなります。

対象の方にはお知らせが行っているのでしょうか。
放っておくと、かなり不便を強いられることになりますね。

2020年7月31日 PHS終了

【停波延期】PHSは2021年1月31日まで利用可能
PHSの停波を2021年1月31日に延期するというお知らせが届きました。

大問題なのはこれです。
PHSが2020年7月31日で停波です。

もうカウントダウンです。1年ないのですよ!

アンテナ

10か月以内に対応が必要です。
こちらはポケベルと同じで、電波が止まってしまいます。
PHSがまったく機能しない状態になってしまうのです。

タイムリミットを過ぎれば、番号転出もできません。

PHSの受付終了。停波タイミング決定。これからどうしよう・・・(2020年7月末までに乗り換え必須!)
ソフトバンク(ワイモバイル)では、2018年度から個人向けPHSの受付を終了し、2020年7月末の停波に向けて、契約変更を一生懸命勧めてきます。どうするとお得なのかは自分で見極めるしかないと思うのでいろいろと調べてみた内容をまとめます。

ポケベルのように「葬儀」はあるのでしょうか。
ぜひとも参列したいです。
きっとその時にはPHSは持っていないと思います。
大いにお世話にはなったので。。

PHSは重要なインフラなので、きっと直前にスマホに切り替えてしまうと思います。



終了したサービスも新しい技術に活かされる

サービスが終了してしまっても、そのために使われていた設備がまったく消えてしまうわけではありません。
たとえば、PHSの設備に関しては、短距離通信のインフラとして、その後も流用するということになっているそうです。
アンテナ数は多いですし、そのためもネットワーク機器もまだまだ使えます。通信速度は十分なのです。

日本

世の中は5Gに向かって動いています。
その中でも、縁の下の力持ちとして、技術は残っていくのです。

技術やサービスのノウハウも残っていますし、ハードウエアも残っています。
復活ということはないですがw

時代が変化していることを目の当たりにできる、とてもラッキーなことだと捉えています!

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  1. かじゆき より:

    11桁への移行は当時の携帯PHSに移行モードがあって、何かの数字を押したまま電源入れると、電話帳の番号も11桁に変換される形でした。
    当時DDIポケットの東芝端末(DL-S200)使ってましたが、1999/1/1 02:00に切り替えたのを覚えてます。

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